戦争末期に開発された特攻機「桜花」と新幹線 | ab5fcのブログ

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新幹線開業60周年第3章

この話は何回となく書きたい。重なる場合もあるがお許しを頂きたい。

 

この話を理解するには第二次大戦に日本が突入する背景の理解が大事だが、昭和人は学校では

習っていない。父親又は祖父が兵隊に召集された人が多い、親戚縁者には戦死者がいる。

 

戦場で戦い、生きて日本に戻った父親は戦争のことを語らない。戦後のご近所さんには戦争を生き抜いたおじさんがいた。

 

ミッドウェイ海戦で撃沈された空母「翔鶴」の乗組員。24時間海上で浮遊して助け出された人。最後の連合艦隊「大淀」の乗組員で終戦2か月前に呉にて空襲を受けて戦死した遺族、

 

中国に2回召集され生き残り帰郷した人。

 

戦争の勝敗に背景に技術開発の発展がある。また国運をかけているので、技術開発には惜しみない費用が投じられた。日本の負け勝負が決定的になっても、「神風」が吹く奇跡を信じた

 

軍人も多く、最後まで戦いを主張していた。厚木飛行場の部隊もその一つ。またルソン島で未だ山奥で戦っている旧日本兵もいる。戦争は悲劇を生むだけで、どんなに技術開発が生活を豊か

 

にしても、戦争の武器に応用されて人殺しの道具となる。ドローンがその良い事例。宅急便が離島や谷戸の老人たちにドーロンでの配達の実証を行っていた。なんとはなくもっと先の時代か

 

と思っていたら、ウクライナ―ロシア戦争が地上戦からドーロンによる空爆に様相が変化して来た。この戦争兵器のエスカレートは、為政者の決断に委ねられている。

 

最近知りえた情報ではヒットラーはポーランド、ドイツに地下に技術開発センターを建設して、原爆の開発をしていた。その図面を見た時は驚いた。アメリカ、ソ連に先駆けドイツが開発に

 

成功していた。ヒットラーは原爆の開発に消極的で予算を付けなかった。ユダヤ系の物理学者

は国外脱出をしていた。開発は遅れたがノールウェイで核分裂を制御する重水製造工場が1943

 

年頃に作られ、この工場をイギリスに特殊部隊が爆発してドイツの原爆は成功しなかった。アメリカは遠心分離機の電力を得るために発電所を建設した。「マンハッタン計画」にて濃縮ウラン

 

235(天然ウラン238の僅か0.7%含有)は広島の原爆に使用された。ドイツの場合は独裁者に技術の理解度がなく開発は遅れた。多くのユダヤ人がガス室に送られた。

 

アメリカは日本人の戦い方に多くの若者が砲弾の恐怖より、人間として信じられない「人間爆弾」の恐怖を植え付けられた。恐怖程人間を狂気に落とし込める。恐怖は人間を不信に駆られ

 

る。恐怖の前に「正義」は存在しない。恐怖の前に「人道主義」は存在しない。原爆の正当性として「馬鹿げた自殺行為の戦いを沖縄戦線」で実施した。

 

アメリカ人は好特攻機を「BAKA]と呼んだ。ドイツから得られたロケット推進技術(火薬推進)を用いた一人乗りの帰還できない特攻機「桜花」を生み出した。この特攻機の設計者は

 

三木忠直氏である。この研究開発は横須賀の海軍航空技術廠(空技廠)である。1式陸攻(BETTY)に吊り下げられて、敵空母の近くで切り離され、体当たする、

 

命中確度は向上する。人間が操縦して体当たりは成功率は高い。今はこの操縦がミサイル、ドローンとの人工衛星を用いた位置情報から正確に発射される。

 

この「桜花」による作戦は「レーダー:電波探知機」により、飛行部隊が発見されて重い機体の1式陸攻と桜花は撃墜されてしまった。三木忠直氏はこの設計に反対出来ない海軍の命令。

 

三木忠直氏は戦後に「若者の無駄死に」に自信の持つ技術について、悩み、後悔して得た結論は心の救いを宗教に求めキリスト教の洗礼を受けた。また自分の技術を戦争の道具に転用されない

 

鉄道を選び、大阪―東京間3時間の夢の超特急:新幹線の設計に従事した。彼の所属した空技廠は、大規模の実験。試験装置があり、当時の鉄道総合技術研究所(鉄道総研)は、大学の研究室

 

の設備しかなく、実用機と試験機の相関性が検証できない。三木は自身が設計した「銀河」戦闘爆撃機をイメージして、木造による実規模の模型を作り試験を繰り返して行った。

 

三木と同じ空技廠出身の松平精氏など軍関係の人材がこのプロジェクトに集まり、今から60年前に新幹線開業を世界に先駆けて成功させた。三木はこの開業式には参列していない。

 

流線形の設計を完成した後は鉄道総研を退社して、未来の乗り物として「流線形をした懸架式のモノレール」の開発に従事した。戦後の復旧を交通インフラにささげた人生である。

 

この開発の経緯はNHKのプロジェクトXに収録されているが、三木の思い各種メディアに取り上げられている。戦争下、技術を若者の無駄死に使われた技術者としての良心に恥じた想いについ

 

て、今こそ新幹線開業60周年の節目に考えるべきではないだろうか。、三木忠直氏の二女棚沢直子氏が、父の思いを正確に次世代に伝えたいと活動している。

 

戦争の始まればなかなか終わらない。恨みの負の連鎖が持続して起こる。国がなくなるまで戦い抜く、大きな勝敗の節目が見えた時に終戦を迎えるが、優位に立つために技術は人殺しの道具に

 

使われる。良心を個人として持っても、サボタージュは出来ない。戦争は起こさない仕組みが

不可欠であるが、戦争を始める大義は為政者は直ぐに見つける。戦争を終える大義の判断基準

 

は見いだせない。win-win など戦争にはない。lose-loseと分かっていても終えられない。起こさない努力;外交は重要。日露戦争でも小村寿太郎は戦争回避に努めていた。

 

最近の携行でSNSによる歪曲した流布が問題化している。知らず知らずに無知になる。生成AIが加速度的に進化している。リテラシーが伴っていない。金が入る構造に欠陥がある。

 

金に魂を売る人間はいつの時代もいる。それを見過ごす社会に日本は陥らない「民度」を強くしたい。

 

タイトルと内容が発散し始めたので、ここで終わり。

 

de 非宇宙人