飛行機の技術は船から 人間も転用の知恵を考えよう | ab5fcのブログ

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旅客機は殆んどジェットエンジンを翼の下に付けている。DC-8、ジェット旅客機は4つエンジンを搭載していた。1基故障しても安全に着陸できる。

 

今は二つ。1つのエンジンでも安全に着陸できる。少し古いがボーイング777はGE社製で二つで10万馬力。10万馬力で思い出すのは鉄腕アトムの馬力。手塚治の発想は素晴らしい。

 

戦後、旅客機はボーイングとロッキード社製が独占していたが、最近はヨーロッパのエアーバスとボーイングで二分している。エンジンはGEとP&W(プッラトアンドウィットニー)と

 

ローレスロイスである。ローレスロイスはイギリスの会社。車は作っていない。「高級車ローレスロイス」は別会社。

 

ヨーロッパの旅客機に「コメット」があるが、空中分解した痛ましい事故で撤退した。また超音速ジェット旅客機コンコルドをイギリスとフランスで共同開発で実用化したが、技術的問題・

 

経済的問題で撤退した。コンコルドに乗った日本人は少ない。なにしろファーストクラスの数倍の料金、サラリーマンでは無理。上司に乗った人がいて自慢していた。

 

狭いシート、ロンドンーニューヨークを僅か3時間。ジェット機では8時間。如何にコンコルドが早いか分かる。コンコルドの搭乗記念証明書は貴重。

 

音速を超えるとエンジンの音は聞こえず、上空は快適だった。音より早いのだから理屈では分かる。音速の壁を過ぎる時に「ドカーン」と地上で音がする。トム・クルーズの「トップガン」の

 

影像の中に音速を超えた時、円周上のキレイはコーンが見える。音速の壁を突破した時の映像。

ジェット機の離着陸時にパソコンの使用が禁止される。パソコンは小出力の送信機。微小電波

 

でも緻密な制御に影響の可能性がある。上昇が終わり水平飛行に入るとPCも電波を発信するWI-FIが利用できる。飛行機は会社から離れ、うるさい上司からの逃避に成らなくなった。

 

技術の開発やサービスの変化ではなく働く人の好みが変わったのではないか。孤独、隔離世界を楽しむisolation 社会が常態化して来た??

 

観光に行ってもリアルタイムでSNSで仲間と共有できる場面・時間が増えた。アレー今オーストラリアに居るんだ。これが日常、非日常の旅行先は何処だろう。スマホが届かない場所を探して

 

見たい。閉塞感から解放された空間と飛行機も成りつつある。

またファーストクラスとビジネスクラス、エコノミーの値段の差はともかく、待遇が異なる。

 

そう遠くない時代にグリーンと普通車の二つに。東北新幹線のグランドクラスに乗ったが、飛行機のファーストクラスとは待遇とは違う。しかし電車はグリーン車で十分。

 

飛行機のエコノミーの椅子を拡大して、前の人、隣の人との不快さを無くして貰いたい。

エミレーツ航空のエコノミーはBZクラス並み???

 

エコノミーで夜中トイレに行きたいときに、熟睡する人を起こすのには勇気がいる。

東京ー大阪は飛行機に乗らない。新幹線と比較して到着時間はdoor to doorは変わらない。

 

鹿児島、福岡、長崎は飛行機を選択する。待ち時間は羽田空港見物で楽しい。海外旅行すると

マイレージが貯まる。BZで海外出張するとこのマイレージで台湾までは海外旅行を楽しめる。

 

この飛行機の原動力は「タービン」燃料は灯油(ケロシン)。最近はバイオマスから航空機用燃料を混ぜて用いる。燃料を高音・高圧で噴射して推力を得る方法で、その原理は蒸気タービン

 

で艦船に用いられた技術。ボイラで発生した蒸気でスクリューを回して推進力を得る機構。タービンはどの様な形状かをイメージする難しいが、扇風機が何段も直列に繋がった構造。回転さ

 

せる動力が蒸気。ガスタービンは蒸気からガスに変わった。

 

「タービン」の前部に空気圧縮器を付けて空気を高圧にして燃料を噴霧して燃焼ガスを発生。直列扇風機(タービン)を高速回転させて燃焼ガスを後方に排出する。機体はその反動で前進

 

する。船はスクリュー。飛行機はプロペラ。船は水の反動。飛行機は空気の反動で推進力をえる。飛行機はライト兄弟が初の動力装置を積載して飛行した。1903年。120年前の話。

 

第1次大戦で飛行機は急速に発展した。第二次世界大戦でドイツはジェット戦闘機を開発。この技術資料を日本は密かに潜水艦で日本に移送。ところがこの潜水艦シンガポールに寄港の後、

 

日本への帰島中に米軍にて撃沈。

 

たまたまシンガポールに居た将校が簡単な設計図を空路で持ち帰った。この簡単な設計図だけで日本はジェット戦闘機を製造した。この簡単な設計図だけではガスタービンは製造できない。

 

大正時代からプロペラでない戦闘機の開発を夢見た技術将校がいた。試行を繰り返したがタービンは実用化できなかった。彼の悩みはタービンの軸とタービン翼(扇風機の羽根)の接続させる

 

メカニズム。かれは簡単な設計図からクリスマスツリーの形(この説明は文章では理解できない複雑な構造)をした仕組みを発見。接続構造を理解して、直ぐにジェット戦闘機「橘花」が

 

完成した。石川島播磨重工業にその実物のエンジンがある。本体以外はゼロ戦などの寄せ集め部位、部品で完成させた。初飛行は1945年8月7日に千葉県木更津であった。

 

NHKの古い記録映像にその時の住民や初飛行の模様が残されている。8月15日が終戦の日、活躍することなくこの技術は日の目に見ることは無かった。日本のこの航空技術の高さに米国は

 

驚き、日本は飛行機製造を禁止された。1962年にYS-11が国産してた初の旅客機。日本は航空技術力が高かったが、戦後は欧米に太刀打ちできずに日本航空、ANA(全日空)は

 

今も欧米から輸入している。三菱重工業のMRJは失敗。ホンダは成功して小型機は売れている。大企業の三菱がMRJで米国航空局のライセンスが取れなかった、摩訶不思議。

 

プロペラ機はゼロ戦など既存技術の改良に取り組んだ。三菱名古屋や中島飛行機(スバル)でエンジン開発を行った。改良に改良を重ねた努力は素晴らしい成果。海軍の中で異端児とされた

 

種子島時休(たねがしま とくやす)技術大佐はプロペラでない戦闘機の開発を進めていた。異端児と言われる人には教科書人間にない未来のリズムが聞こえる。

 

この未来の声を聴いた彼は海軍で評価されなかった。

 

平和の時代に社会に役に立つ開発が行われれば良いが。残念ながら「痛い思い」をしないと異端児は表に出て行けない。社会の痛みは一番は「戦争」、次は「大災害」、予測は出来るが社会が

 

取り合わない。戦争が終わるとこの技術が社会に還元される。日本は残念なながらその風潮が主流。臥薪嘗胆で社会に密かに住んでいる日本人がいる。すでに海外に逃避しているかもしれな

 

い。ウォルトディズニーはミッキーマウスの生みの親。彼は未来都市を夢見ていた。その中で

ジェットエンジンを使った熱と電気を併給するシステム開発をMagic Kkingdom にて実用化し

 

た。日本にも異端とされた学者が潜んでいる。潜めているが、何か日本が危機に面したら必ず表に現れる。未来を見つめるには過去の事例、現在の状況の把握が不可欠。今週はノーベル賞週間

 

、真鍋先生を日本人としているが、彼は米国籍を取った。日本に居たら取れなかった。

 

過去の事実を学ぶと見えてくる技術。「陸」から「海」、また「海」から「陸」に転用される。

さらに「空」に展開している。今は宇宙まで。宇宙技術は特別なものではない。

 

基盤の技術を「宇宙」に目を向けた異端児たちの成果である。その時に「下町ロケット」のひとの底力を見る。 

 

生活にも既存の使い方でなく、思わぬ使い方で生活に色が出てくる。アメリカ人の家に招待された時、着物の帯がターブルの真ん中に飾ってあった。

 

食材、熱、調味料料理も組み合わせは多様。イタリアの味、フランスの味、アメリカの味、アフリカの味、「転用」と思うと独創的な「物」が出来る。

 

de 非宇宙人