都会の騒音の中にいると、旅先の旅館で静かだと感じる。
普段の生活には、気が付かない音が聞こえている。車の音、近所のおばさんのおしゃべり、
工事の音。音源が近いと騒がしい。今は蝉の声がうるさい。
この周囲の音を暗騒音と言う。小さな声を出して暗騒音が小さければ明瞭に音が聞こえる。
声が小さいと聞き取りりにくい場合もあるが、暗騒音の大きい場所は大きな声を出さないと会話は出来ない。
TVやCDを聞くには暗騒音の低い場所で聞くと音楽が明瞭に聞こえる。
暗騒音を小さくするのは難しい。生活、社会活動から出る騒音なので、都会では無理である。
田舎は暗騒音は小さい。自然の暗騒音は心地よい。旅の旅館でのんびりいられるのは目に映る景色の美しさ。郷土料理、温泉に浸かる体感の良さ、自然の林から発生するオゾンの匂い。
この中で暗騒音に低さを感じる。何も音を感じないほどの静けさを感じる。旅は心のストレスを癒す。この静けさで音楽を聴く人は少ない。もったいない。音源が暗騒音にかき消されること
はない。若者のエネルギーの満ちた(電子音)音楽は別として、暗騒音の低い場所での演奏には心地よさ感じる。特に屋外の御手前を暗騒音の少ない場所を選ぶと、ストレスが自然と抜ける。
お茶会のさりげない演出となる。季節の花をめでながらの御手前の味を語る前に主催者の用意した場所の騒音の少なさを称えたい。曽祖父は俳句会を主催。茶会を催し、俳句を謳い、俳画を嗜
んだ。江戸時代だから暗騒音は少なかった。暗騒音レベル40デシベルは可能な場所は都会にはない。京都や奈良の古都は別にして、横浜では三渓園くらいかも。
騒音計で暗騒音レベルを測定する。50デシベル以下が好ましい。
茶室の中は遮音効果がる。つるべ落としで非定常音を奏でる演出は好きである。水車の音源も
風情がある。中国の五言絶句に「山空松子落」とある。松ぽっくりが落ちる音が聞こえる。静かな空間を表す優れた表現と思う。
昨今は市中では暗騒音は高い。遮音効果の高い銀閣寺の生垣の中は最高であろう。自然の遮音効果のある所もある。「待ちぽっくりは落ちる音吐を感じる」その中でお茶を楽しみ、俳句を
披露する。昔の人は高尚)贅沢な)な時間を過ごしていた。
今の暗騒音。エアコンの音。、車の通る家、通りの一声。TVの事。遠くの鉄道の音。耳をす
ませば気にしなかった音が聞こえる。住宅を購入する時に暗騒音を調べた方が良い。ちなみに
スマホのゲームを楽しんでいる若者へ。110デシベルの音を毎日1時間以上聞いていると
必ず難聴になる。暗騒音は気が付かない、忍び寄る音源。知らず知らず人間の心に違和感を感じる。「最大の敵は風力発電所の」羽の風きり音。暗騒音の最も悪い音源・・低周波騒音・・
変圧器からも出r出ている。耳には聞こえない音。人間の臓器にはその振動が伝わる、窓ガラスは振動として触れる。風力発電所からは出る。聞こえない音原。専門家の助言を聞かないと。
低周波数騒音は人間の耳では感知できない。この騒音は遠くまで届く。聞こえない音だから体の異常に気が付くのが遅くなる。風力発電所の騒音問題は今は帰省されているが、大きな羽根の
先端は亜音速ギリギリの速度になる。低音化すると発電効率が良くなる。三次元羽根の消音設計を進めること調和点。海上風力に視点が移った様で、海にも生き物がいる。想定外の問題が出な
い事を祈る。
音が反響しない部屋に入ったことがある。無反響の部屋。音の反射がない。会話すると自分の声ではない気がした。暗騒音は騒音と書いたが人間には騒音がないと逆にストレスが増えるの
かも。何事にも過ぎることは良くない。心地よい空間は適度のストレスが必要なのかも。
de 非宇宙人