水蒸気は水が100度を超えると気体になった水の状態。
と難しい表現を用いなくても、水が沸騰すれば白い煙が水蒸気。
と思うのは間違い。よく白い煙とヤカンの間を見て。
透明な部分がある。これが水蒸気。
白く見えるのは湯気。高圧の水蒸気は透明で人間を貫通する威力がある。
火傷は勿論であるが、拳銃で撃たれるより強力な力を持つ。
あるとき、その蒸気に60秒の差で生き残った。
60秒前にはその水蒸気が噴出した場所にいた。
なぜ60秒で安全な場所に移動できたかは分からない。
自分の意志でははない。たまたま偶然の重なりで移動しただけ。
60秒は短い。それでも生死の境がある。
場所が同じでも時間差により生死を分けることは
誰にもがこること。大地震、火災、交通事故、もっと身近では
エスカレータで人が落ちてきたら、将棋倒しのように倒れる。
横断歩道を渡っていても、信号無視する車もある。
数えればきりがないほどの危険は目の前にある。事故は起ってから
気づく。起こる前に避ける方法はないかといつも考える。
飛行機に乗らなければ飛行機事故に遭わない。車に乗らなければ自動車事故に
遭わない。便利が不便と感じる。
エスカレーターを使わないで階段を使う方が安全か?? 年を重ねると階段は
しんどい。文明の利器は不可欠な道具。
田舎に行けば文明から少し遠ざかる。リスクは減ると思うと新たな危険がある。
クマがでる。マムシもいる。凍死するほど寒い地域もある。
緊急の怪我・病気治療の病院がない。
考えても仕方ない、今が大丈夫だからこのまま生活しよう。
60秒の差で生き残れたのだから、運が味方してくれるまで。
時間を大事にしたい。
多謝、ご安全に