さて・・・。番外編「ファントレイユとの出会い」
の、チャプター1・2・3くらい迄終わりましたね・・・。
この後はまだ充分直しが終わってないので、作者が大変です・・・。
ここらでインタビューしてみましょう。
ギデオン、やっと登場ですが、ファントレイユ、ご意見をどうぞ。
ファントレイユ:この頃は、ギデオンはきっぱり猛獣だと、思っていました・・・。
ギデオン:それで私に対してあんなに遠巻きなのか・・・?
ファントレイユ:普通、相手が猛獣なら、対処方に神経を配るものだ・・・。
大けがをした後に後悔しても遅いだろう?だって・・・。
だが君の方も、よく考えたら私に一目、置いていてくれると言うか
言動に君にしては、気を使っているように思うが・・・。
ギデオン:君は弁が立つし、ともかく君との論争は避けたい所だ・・・。
アドルフェス:このチャプターだろう?ヤンフェスやマントレンが出て、あろう事か
スターグ迄もが、私より先に登場するのは・・・。
レンフィール:作者はシャッセルだけで無く、スターグもひいきしているように思うが・・・。
スターグ:冗談でしょう・・・。作者からは私は都合のいい狂言回し役としてしか
重宝されていない気がする・・・。
ファントレイユ:本編では、レイファスなんか宛われるしな・・・。
スターグ:・・・・・・・・・・・・いくら乱暴で無法者だからって・・・。
邪険にされ過ぎている気がする・・・・・・・・・。
今回だってぬれぎぬなのに・・・。しかもこの頃、目にする度にどハデなやさ男だと
思ってるファントレイユ殿に借りなんか作らされるし・・・・・・・・・。
ファントレイユ:どハデなやさ男?
スターグ:だって・・・。いつだっていい女連れ歩いて、嫌味ったらないじゃないですか・・・。
ファントレイユ:・・・遊び人のお前に言われる筋合いは、無いと思うがな!
ヤンフェス:スターグ・・・。そういう所が迂闊なんだ・・・。
あのアドルフェスですら、ファントレイユには言葉では絡まないぞ・・・。
勝てないと、知っているからな。
アドルフェス:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ギデオン:ファントレイユと言葉でケンカしてみろ・・・。
二度とは消えぬ、心の傷を負うものなんだ・・・。
スターグ:どうしてあんなやさ男相手に図体の立派な先輩達が言葉を
控えるのかと思ってたが、・・・・・・そういう理由なのか・・・?
アドルフェス:懲りないのは、レンフィールくらいだ。
・・・それでも他の奴の1/10くらいしか、ファントレイユには言わないが・・・。
レンフィール:私だってファントレイユ相手に、滅多にやぶは突つかないぞ・・・!
・・・それはぞっとする、蛇が出るからな・・・。
ファントレイユ:やめてくれないか?人でなしのように言うのは。
・・・私はただ事実を端的に、言っているだけだ!
マントレン:事実だからこそ、余計心に、付き刺さるんだ・・・。
皆、俯いて頷く。
ギデオン:彼と話していると、自分では知らなかった自分が
はっきり浮かび上がるしな・・・。
しかもその自分は・・・・・・かなり、覚えのある自分だから、反論しにくいのが特徴だ・・・。
巧妙な、攻め方だ・・・。
相手の攻撃を塞ぎながらも攻め続ける・・・。
そんなやり方をされたら息絶えるのは、直だろう?
ファントレイユ:・・・・・・・・・・・・・・・・・・。私はそんなやり方をしているのか?
全員、頷く。
マントレン:君は普段、それは優雅に、ロマンチックに
見せてはいるが実はもの凄く現実的だろう?
言葉にしろ、剣にしろ、実戦重視で勝ち方を、研究しきっている・・・。ご婦人に対してもそうだ。
で、ひとつ疑問なんだが、いつも自分は勝つ事には興味ないような
顔をしているが実は君ってもしかしてもの凄く
・・・負けず嫌いなんじゃないのか?
思わず全員、乗り出す。
ファントレイユ:それは無いだろう・・・。
勝つ気は無いが、負ける気も無い。
降りかかる火の粉を払っていたら、ただ単に、強くなっただけで・・・。
自分から諍いを起こそうと言う気は無いし。
・・・だって、私の周囲には大抵の相手が私より短気だからな・・・。
ギデオン、アドルフェス、レンフィールが、気づいて顔を下げる。
ファントレイユ;そういう連中と渡り合っていたりしたからこうなっただけで・・・。
ギデオン:それは私のせいと聞こえるが・・・。
ファントレイユ:そう聞こえるのは明らかに君の耳がおかしい。
別に君がどうとか、批判はしていないぞ。
レンフィール:だがお前が話すと、ひっかかりたく無くても、どっか引っかかって
勝手に心が傷つくんだが、どうしなんだ?
ファントレイユ:君の心が勝手にひがんでいるからだ。
全員、そうか?とファントレイユを見る。
マントレン:つまり・・・。大抵の相手は確かに君より短気だが、
大抵の相手は君より、繊細だと言う事だろうな。
ファントレイユ::繊細・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?
アドルフェス:外見で判断しているな?!
レンフィール:そうだ!いくらアドルフェスがごついからって、神経が
無いと思ったら大間違いだからな!
アドルフェス、レンフィールを睨む。
ギデオン:・・・私も傷つかないと思ってないか?
ファントレイユ:・・・・・・・・・・・・つまり君達は、拳で殴られる方が
心を突き刺されるよりマシだと考えているのか?
アドルフェス:当たり前だろう・・・。
ギデオン:心の傷には薬が、塗れないだろう?
スターグ〈ヤンフェスな顔を寄せて):ファントレイユ殿は、実はあんなに強かったのか?
マントレン:もっと人生経験を積め・・・スターグ。左将軍なんて、運だけで回って
くるもんじゃない・・・。
ファントレイユがギデオンの左に並んだのは、偶然なんかじゃないぞ・・・。
スターグが、思わず、頷いた。
あああ、こんなん書いてたら、今度はファントレイユが左将軍に選ばれた時
の事も書きたくなって来たわ・・・。
それは、ごたごたしただろうに・・・・・・・・・。
ファントレイユ:面白がってるだけだろう?
・・・・・・まあ、そうです・・・・・・・・・・・・。