国営放送のある番組がもとで
多くのランナーさんが混乱しています。
その国営放送を見て、ある治療院の先生も
「こうした方が良い」などと
脚の治療に訪れたランナーさんに
アドバイスする始末です。
それは、つま先着地することで
重心移動がスムーズになるというものです。
これは、ハッキリ言えるのですが、
つま先着地はアジア人には向いていません。
日本のトップランナーでも何人かは
つま先着地で走っている選手がいますが
トップランナーと一般のマラソンランナーを
一緒にして考える方が、少々無理があります。
「バネを使って走る」と言われて
その意味が分からない方は、踵着地でOKです。
変に着地を変える必要はありません。
「自分はバネを使って走るタイプだ」と
自覚出来ている方は、フラット着地を
試してみても良いと思います。
着地うんぬんを語る前に、
このように重心の安定した、
バランスの良いフォームを目指してみましょう。

多くの皆さんは、ストライドが広過ぎる傾向にあります。
この写真は、3000m9分10秒台、
5000m15分台、1万m33分台、
ハーフマラソン1時間12分台、
フルマラソン2時間30分台の選手の走りです。
実にコンパクトに走っています。
これくらいのストライドが一番効率良く
推進力を生む走りと言えます。
そして、もうひとつご紹介します。

ここに居る選手は、みんなトップ選手です。
インターハイで活躍するような
スピードランナーも居ます。
足元を見てください。
つま先から着地している選手が居ますか?
誰一人として、つま先から着地する選手は
いないことが分かります。
特に後ろの二人は、実に軽そうに走っています。
キックを使わない(蹴り上げない)走りをすれば
着地が優しくなります。
どのように着地したら良いか分からない方は
まずは、足音がしない着地をしてみてください。
バタバタと足音がしているうちは
蹴り上げる力が過剰に働いている証拠です。
速足歩きの延長線上が「足音がしない走り」
「脚に優しい走り」と言えます。
普段の走りと、足音を抑えた走り、
スピードを上げた走りを繰り返してみて
「足音の大きさ」を基準にして
着地方法を探ってみると、
「あっ、これが走りやすなぁ」
「なんだか前に進む気がする」
そう思える走り方を見つけられると思います。
やってはいけないマラソン知識(1)
~肩甲骨を使って走るの落とし穴~
やってはいけないマラソン知識(2)
~短期集中トレーニングの落とし穴~
やってはいけないマラソン知識(3)
~ペースメーカーにつくことの落とし穴~
