ある県の公立進学校が
見事に高校駅伝県予選を突破し
全国高校駅伝に出場したことがあります。
その時の監督さんは、
何度も何度も全国への切符に挑戦し、
その度に、夢破れていましたが、
どんな時も夢を諦めない姿勢と、
絶対にやってやるという強い気持ちを持ち続け、
長年の夢を叶えたのでした。
負け続けている時には、
「襷リレーの際には、小テストを行って欲しい。
そうすれば、どの学校よりも速く
襷を繋ぐことが出来る」と
負け惜しみではなく、
心底、そう思ったそうです。
それくらい負けず嫌いな先生だったという事です。
勝てない理由は、メンバーが揃わないから。
陸上の専門校ではないので、
生徒は皆、大学進学の為に入学してきます。
1~2年で強くなってきても
3年生に上がる頃には
「受験勉強をするので引退します」と
あっさり陸上部を辞めていったそうです。
仕方がないので、サッカー部や野球部など
他の部活で脚の速そうな選手を集めて、
短期間で集中して練習をし、
メンバーを揃えて出場するのですが、
1区がトップで来ても
最終区までに逆転されてしまうという
悔しいレースを何度も経験したということです。
しかし、一生懸命に夢を追いかけていれば
いつか「かけっこの神様」が
ほほ笑んでくれる時がくるものです。
ある年、例年なら追いつかれてしまう筈の
後半区間に入っても、その差は縮まらずに
ついに、最終区のランナーが
トップのままゴールテープを切ったのです。
「夢は必ず実現する」
それを現実のものにしたのでした。
ちなみに・・・
その時のメンバーは、
今は、一流企業の主要ポストを任されていたり
大学教授となり専門分野のスペシャリストとして
多くのメディア出演などもしているそうです。
「みんな、日本を動かす立場になって
日々、日本の未来の為に活躍している。
それが、何よりも嬉しい」と
昔を振り返って優しく微笑む姿が
とても印象的でした。
