青山学院初等部 ラグビー部 | より速く、より強く、そして・・・より美しく!

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~すべては、ここから始まります~

菅平合宿中、同じホテルに青山学院初等部ラグビー部の子供達(約80名)が合宿していました。


青山学院と言えば、最近は箱根駅伝にも復活し、スポーツクラブに活気がある印象を持っていましたが、この小学生達のラグビー合宿が、なかなか興味がある内容の生活をしていました。


指導に当たっている先生は5名、年配の方々でOBだと思われます。それに現役の大学生(ラグビー部)と思われる方々が5名。


毎日の食事の時に会うので、どんな風に子供達に指導しているか、ずっと拝見していました。


指導されている先生の言葉は、ゆっくり丁寧。子供達に分かりやすい言葉で伝達事項を伝えていました。


こういった合宿に慣れているのか、あるいは、『さすが青学!』と言うべきか、ギャーギャー騒いで手のつけられないお子さんは居なかったです。


特に素晴らしいと思ったのは、食べるのが遅い子供への指導。


80名も子供が居れば、当然決まった時間内に食べられない子供が数名います。高校教員の経験もある私は、どのように、それら数名の子供達と接するのか、じっと観ていました。


怒ったり、キツイ口調で、「どうして食べたれないんだ!」とか、「好き嫌いしちゃ、駄目じゃないか!」などと言っているか先生は居ませんでした。


みんなと一緒に食べ終われない子供達は、多少引け目を感じているでしょうから、言葉の多くは励ましてあげる感じでした。


残っている子供に、ひとりずつ若い現役の大学生と思われる指導員が一緒に座ってあげて、早く早く!と急かすなんてことはせず、「よ~し、頑張って食べてみようね!」、あるいは、「もう少しだよ。あと二口だね!」などと言ってるように聞こえました。


ラグビー部の合宿と言っても、そこは教育の一環ですし、人材育成の場、細かいところまで目の行き届いた指導をされていました。


ちなみに、子供達の一日の流れは、


午前は、ソフトボールの練習。他のスポーツを行うことで、総合的な運動神経の発達、いわゆる『体つくり』が出来るのだと思います。 

 

午後は、ラグビーの練習。きちんと組織的に動けるように、グループに分かれて、プログラム的にも、時間的にも効率良く考えられたプログラムで行っていました。

 

そして、夜は『お勉強の時間』。青学の子供達は勤勉です!


ある子供に、「君は何年生?」と聞いたら、「はい、5年生です」と明るく、私の目を見て、落ち着いて答えてくれました。


いつから、青山学院に居るの?」という質問には、「僕は幼稚園からですけど、中には、初等部からの生徒もいます」と、完璧な答え方をしてくれました。


決して試した訳ではありませんが、訊いた質問に対して堂々と受け答えが出来て、きちんと大人と会話が出来ると言うのは、出来そうで出来ないもの。


「立派だなぁ」と感心しました。


最近、流行りの脳トレがありますが、「勉強だけ」、あるいは「スポーツだけ」といった合宿ではなく、スポーツをしながらも脳の発達を促す内容が組み込まれている、そんな印象を受けた青学初等部ラグビー部の合宿でした。


ちなみに、先ほどの子供に「お父さんのお仕事は何?」という質問をしようと思ったのですが、やはり出来ませんでした。あはは。


小出監督いわく、「青学の幼稚園から入れられる親ってのは、お医者さんか、社長さんだろうなぁ」とのこと。


親の仕事は何であれ、子供がスクスクと育ってくれるのが、親として嬉しいことであるのは、私も父親の一人として感じるとこではあります。