フィリピンのコンドミニアムの所有期限って50年? | フィリピン不動産投資とシンガポールライフ

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シンガポールに住みながら老後の収入の為にフィリピンのコンドミニアムを購入、賃貸しています

 

フィリピンのコンドミニアムの所有期限は50年

って聞いた人は結構いるのではないでしょうか?

私もそう聞いていたのですが

 

もし、そうならフィリピンのコンドミニアムを

所有する皆さんは、購入物件が

今後、築10年、20年になるなかで

気になることではないでしょうか?

 

私も気になっていたので調べてみました。

 

 

2008年からフィリピン不動産投資を始めて

今まで気にしながら調べなかったのかって気もしますが。。。

 

結論はフィリピンのコンドミニアムの

所有権は期限なしの永久所有権でした。

 

いきなり結論を言ってしまうと

このことを気にしていたフィリピンの

コンド大家さんもここで記事を読むのを

辞めてしまうかもしれませんが

 

割とググって調べたので

気が向けば最後まで読んで見てください。

 

まず、

私の住むシンガポールの(70歳になる

15年先まで住宅ローンが残ってる)

所有コンドは、99年のリースホールド

(期限付き所有権)で築27年の古いコンドですが

 

99年経つとリース期間の延長をするか

国に返還するかで、土地が国に返還されると

所有権はなくなります。

 

昨年、私が所有していたゴルフ会員権は

30年のリース期限が満了後

リース期限を延長しましたが、所有権の延長に

15万ドル(1500万円)必要の為

私のゴルフ会員権は失効しました。(泣)
 

コンドミニアムで99年後にリース延長することは

現実的でないので、シンガポールでは一般的に

築20年くらいから新規開発向けにコンド丸ごと

開発業者へ売却してその売却額を所有者で

分ける仕組みになっていて

 

その分配金が一般的に売買相場より高いので

それで儲かりやすい仕組みになっています。

 

話をフィリピンのコンドの所有権に戻すと

コンドの所有権である

Condominium Certificate of Title(CCT)

は、期限のない永遠の所有権です。

 

 

そのビルがなくなった場合には

そのCCTに紐付く土地所有権/

Transfer Certificate of Title(TCT)

 

から配分された持ち分が

ユニットオーナーのシェアとなり

 

その土地が売却される際には

その売買益がユニット所有者に配分されることになります。

 

 

25年/50年リース期限付き所有権の物件もありますが

それらは長期リース契約により期間内所有者となり

コンド所有権であるCCTは発行されない為

 

コンド所有の権利書であるCCTを所有している方は

期限のない永久の所有権を

持っているということになります。

 

ではなぜフィリピンのコンドの所有権は50年と

言われているのでしょうか?

 

それは、フィリピンのコンドミニアムに関する法律で

Republic Act 4726により

50年を経過したコンドミニアムは

規定の条件をクリアしない場合は

取り壊すことになるという条件が理由でしょう。

 

 

仮に50年後に建物が取り壊しになった場合も

土地所有権の区分所有により

転売時にその配分を得られることになります。

 

 

ビルが50年後も居住できることになれば

その先もずっと賃貸収益を得られることになります。

 

コンドを丸ごと売却する場合は

その売却益に対して決められた配分を得られることになります。

 

それらはコンドにミアムが完成後

権利所有者で構成される

Condominium Cooperarionという委員会が

所有者の意見を踏まえて進めてくれます。

 

フィリピン不動産投資は

長期所有した場合にはどんな状況でも

儲かる仕組みになっているようですね。

 

 

マカティやマニラベイ、BGCの中心部に

コンドミニアムを所有の大家さん

 

安心してください。

 

50年後のフィリピンの中心部の土地は

敷地だけでも50年前の物件購入価格より

 

高いはずです。。