アリオン　ビッグマイナーチェンジ

　トヨタ　アリオンがマイナーチェンジされましたね。今の260系がデビューしたのが、平成19年6月だから、丁度9年目のマイナーチェンジです。その間、平成22年4月にマイナーチェンジを受けているので、今回のマイナーチェンジは2度目と言う事になります。その2度目のマイナーですが、前回の時よりも変わり幅が、かなり大きいです。っつう事で、このマイナーは先週の「エスティマ」に続いて、「ビッグマイナーチェンジ」と言えるでしょう！それでは、アリオンのカタログでっす。

　顔が、まさに「クラウン　アスリート」っぽくなってますね～。元々、スポーティな「カリーナ」の後継であり、「クラウン」の息子的な存在でもあったので、これはこれで「アリ」かな～と思います。所で、今まで「アリオン」にしても、兄弟車の「プレミオ」にしても、どちらかと言うと、内外装ともデザインテイストは「マークX」の小型版って感じだったんですが、今回のマイナー版は「クラウン」と「マークX」が結婚して、こんな「息子」が生まれましたって感じのデザインに感じますね(笑)。それにしても、このカタログ写真、後ろにビル群が並ぶ「昭和」テイスト！素敵です。昭和の「ブルーバード」でも、こんな写真あったっけなぁ(笑)。まさに、昭和のDNAを持った絶滅危惧種5ナンバーセダンに、似合ってると思います。

　テールランプは、丸形から奥行のある立体的な角型に変わりました。スポーティさという意味では、今までの丸形の方が、よりアリオンらしいのかな？とも思います。

　インパネは、基本造形は一緒ですが、エヤコン＆オーディオパネルと、その下のシフトノブ辺りまでのラインが、より一体感のある流れる様な造形になっています。インパネは、今まで先代「マークX」のテイストが強かったので、少しアリオン＆プレミオの独自色が強まったのかな～って感じがします。

　室内空間は、ホント広いっすよ。ってオラ、初期型NZT260のアリオンに乗ってますが、乗る度に「広いな～」って思います。

　このアリオンの最大の美点！シートアレンジですね。トランクスルー、リヤシートリクライニング・・・・。セダンでありながら、「車中泊」に十分、対応できます！オラも、アリオン号で、車中泊やってましたから(笑)

　メーターが、大きく変わりましたね！白色オプティトロン＆TFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ！！今までは、燃料計＆水温計が、反転液晶マルチインフォメーションディスプレイ内に「バークラフ」で表示されていたんですが、それらが、指針の「自発光アナログ表示」に変更。そしてカラー化された「マルチインフォメーションディスプレイ」の表示内容が、格段に増えました。

　その、TFTカラーマルチインフォメーションディスプレイでっす！このTFTマルチの表示内容やデザイン、「クラウン」のTFTマルチとかなり似ていますね。やっぱ、此処にも「クラウン」のテイストを入れたんでしょう。しかしながら、残念な事があります。このTFTマルチ、「瞬間速度＝デジタルスピード」を表示する事が出来ません。最近のトヨタのTFTマルチの多くは、表示できるのですが、今回のアリオン/プレミオでは表示出来ません。このデザインでデジタルスピードが表示出来れば、ホント良いんだけどなぁ。