8月末から11日間にわたりフランスへ建築とワイナリーを訪ねる旅をしてきました。
これから少しずつ報告します。
今回の旅のテーマはいつも通りの建築とワイン以外に、いつかは走りたいと思っていた「メドックマラソン」に参加することでした。
行程は
フィルミニ→ロアンヌ→モンラッシュ→パリ→サンテミリオン→ボルドー
です。
まずはフィルミニからスタート。
日本から直行便で早朝にパリ着。そのままTGVでリオン経由、普通電車を乗り継ぎフィルミニに11時頃着きます。
フィルミニ駅から歩いて20分くらいのところにル・コルビュジエの建築群があります。
1960年から計画が始まったが、1965年のル・コルビュジエ没後に文化会館・ユニテダビダシオン(集合住宅)競技場が完成し、教会は建設途中で中止された。
その教会が近年観光資源になりうるとの理由から2006年に完成。
教会全景
もともとの設計は現在の倍近い高さでした。予算削減によりル・コルビュジエ自ら減額の為の数度の縮小案を設計して現在の大きさになったようです。
世界の巨匠であってもこういう過程をたどっていることを実感。
教会(競技場側より)
外壁周囲に飛び出る付属物は雨樋の役割をします。
水平部分の樋には、室内のあかり取り用のガラスが巧みにはめ込まれています。
教会内部
トップライトは黄色・赤・青と三色に塗られている。側面のあかり取りも同様。
ラトゥーレット修道院と同様。
幻想的空間と光の操作はまさにロンシャン礼拝堂とラトゥレット修道院を合わせたル・コルビュジエの宗教建築集大成であったと感じます。その建築を見ずに亡くなった彼は、どのように感じているのでしょう。
教会内部
正面の点状の光は明りとりです。星座をモチーフにしているようです。
同じ敷地内には競技場と文化会館があります。
文化会館(競技場側より)
文化会館(側面)
う~む。尖ってます。
文化会館(内部)
屋根の形状そのままに天井を曲面にしています。ここはホールのような部屋です。
文化会館(窓)
窓はまさにコルビュジエ!ラトゥーレットと同じでした。
この敷地から徒歩20分くらいの高台にユニテ・ダビダシオンがありますが、今回は時間の関係でパス。
ユニテはマルセイユで宿泊したことがあるので、特に見る必要はなしと判断。
(ヨーロッパにユニテは5箇所ありますが、一般的にはマルセイユを見れば他を見る必要なしと言われるくらいマルセイユの完成度が高いとされています)
全体的にはル・コルビュジエ晩年の作品だったからなのか、コンクリートの仕上方が現代同様のきれいな打ち放しでした。今まで見たル・コルビュジエ作品はどれも荒々しい仕上げだったので、意外でした。
単純な技術の進歩なのか?それとも意図的なことなのか?