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生ける建築

世界各地の建築の中に見る「美と力」

サンテミリオンからボルドー市街地へ。

市街地からタクシーで20分位の丘の上の閑静な住宅街の中にジャン・ヌーベル設計のホテル「サン・ジェームス」があります。

この日はここに1泊。


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エントランスはガラス張りです。



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この日はフランス全域で季節外れの暑い日で、プールはよいクールダウンになりました。

奥に見える建物が客室棟です。



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部屋はモダンで快適です。

ベッドが窓の高さに合わせて高くなっています。

寝相の悪い人は落ちて大変なことになりそうだな。

横になっていても景色が見え、夜中でもブラインドを閉めないで眼下の夜景を見ながら寝れました。

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部屋からの眺め


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客室棟の外壁のディテール

板金の外壁と屋根をスチール格子で覆っています。

錆び鉄の格子が日射遮蔽を兼用、窓の庇も同様です。



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朝も夜も食事はこのテラスで。

とても快適でリッチなホテルでした。



パリを早朝出発してついにボルドー地区へ。

TGVとバスを乗り継ぎ、昼過ぎに世界遺産の街サンテミリオンに到着。

サンテミリオン駅から中心街までは軽い登り坂を20分歩きます。


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小高い丘に中世の趣の街があります。

ボルドー地区の東にあるサンテミリオンは赤ワインの名産地。

ここに1泊します。


ボルドーの街並み

石畳というより、ごつごつの石の坂道はほとんど山道のようです。
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観光局で自転車を借りて、ワイナリー巡りをします。

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まず目指したのは憧れのシュバルブラン。
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ここだけはどうしても行きたかったワイナリーです。

日本からメールでアポイントを取ろうとしましたが、プロ以外はNGでした。

しかし、行って見ると人もいないので勝手に敷地内に入って見てきました。

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モダンな建物もあります。                       シャトーらしい建物もあります。
シュバルブラン=白い馬 をイメージしているのでしょう。


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窓ガラスから覗くと、ワインのタンクが見えました。

建物同様にデザインされています。


他にも、世界で最も高いワインのひとつル・パンもあります。
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ル・パン前で腹ごしらえ。


ペトリュスが工事中だったのが残念。


有名ではないワイナリーは無料で試飲がえきるとことがあります。

2か所のワイナリーに飛び込みで入り、試飲してきました。
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ボルドーから日帰りで来ている観光客が夜にはいなくなると

静かな街になります。
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夕陽のサンテミリオン                夕食は小さなレストランで


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朝陽を浴びるサンテミリオン


世界遺産の街の美しさと、街のすぐ隣にある特級ブドウ畑はまさにワイン天国。

ボルドー市街に泊って日帰りする人も多いいようですが、絶対に1泊するほうが良いところです。

ブルゴーニュの後はパリに2泊しました。


パリからTGVで約1時間半のところにあるメスという町に坂茂設計のポンピドーセンター分館を見に行きました。

あまり時間がなかったのですが、メッツ駅の目の前に建物はあるので滞在時間20分という弾丸で行ってきました。


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駅前にすぐこの建物が見えます。

木組とファイバーグラスの被膜は波をうつような形態をしている。この大屋根が3つの室を覆っている。


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柱まで木組が連続する。

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この日は曇りでしたが、屋根からの明りは充分に感じられました。

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柱部分のディテール


次の日はランスにある昨年オープンしたSANAA設計のルーブル美術館分館に行ってきました。

パリからTGVで約1時間10分、駅から専用のシャトルバス(無料)で約10分。


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この写真、空と草原を撮っているのではありません。

良く見るとその中間に薄い建物があるのわかりますか?

これが話題のルーブルランスです。外壁にアルミパネルを使用してるため、周囲の木々が映り込みまるで建物が存在しないかのようになっています。


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エントランス部分はガラス貼り。



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エントランス

SANAA得意の空間という感じです。金沢21世紀美術館やロレックスラーニングセンターと同じです。



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展示室に入ると、一瞬不思議な感覚をおぼえました。

内壁は外壁同様のアルミパネル。天井の梁間からやさしい自然光が下りてきます。

壁に反射した光、また壁に映ったぼけた展示物や人々、その全体がふわっと浮遊する空間の感じがしました。



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展示物は壁際には置かず、壁から離して展示しています。

こればアルミパネルの壁の反射や映り込みの効果をねらった展示方法です。


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ここランスではフランスに来て一番日本人を見ました。

やはりルーブルの分館という人気がわかります。


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ランスは昔は炭鉱の町でした。

いまでもその面影がいまでも残っています。

上の写真は駅のホームから取りましたが、奥に2つの山が見えます。

おそらく炭鉱の後だと思われますが、このような小さな(いや結構大きい)山が街にいくつも残っています。

そこに街おこしの為の美術館をつくり、それがあのルーブルの分館ということもあってフランスでは話題だったようです。

ポンピドー分館然り、ルーブルランス然りその設計を日本人が指名されるというのは、現在の日本の建築家のレベルの高さを証明しています。