ブルゴーニュの後はパリに2泊しました。
パリからTGVで約1時間半のところにあるメスという町に坂茂設計のポンピドーセンター分館を見に行きました。
あまり時間がなかったのですが、メッツ駅の目の前に建物はあるので滞在時間20分という弾丸で行ってきました。
駅前にすぐこの建物が見えます。
木組とファイバーグラスの被膜は波をうつような形態をしている。この大屋根が3つの室を覆っている。
柱まで木組が連続する。
この日は曇りでしたが、屋根からの明りは充分に感じられました。
柱部分のディテール
次の日はランスにある昨年オープンしたSANAA設計のルーブル美術館分館に行ってきました。
パリからTGVで約1時間10分、駅から専用のシャトルバス(無料)で約10分。
この写真、空と草原を撮っているのではありません。
良く見るとその中間に薄い建物があるのわかりますか?
これが話題のルーブルランスです。外壁にアルミパネルを使用してるため、周囲の木々が映り込みまるで建物が存在しないかのようになっています。
エントランス部分はガラス貼り。
エントランス
SANAA得意の空間という感じです。金沢21世紀美術館やロレックスラーニングセンターと同じです。
展示室に入ると、一瞬不思議な感覚をおぼえました。
内壁は外壁同様のアルミパネル。天井の梁間からやさしい自然光が下りてきます。
壁に反射した光、また壁に映ったぼけた展示物や人々、その全体がふわっと浮遊する空間の感じがしました。
展示物は壁際には置かず、壁から離して展示しています。
こればアルミパネルの壁の反射や映り込みの効果をねらった展示方法です。
ここランスではフランスに来て一番日本人を見ました。
やはりルーブルの分館という人気がわかります。
ランスは昔は炭鉱の町でした。
いまでもその面影がいまでも残っています。
上の写真は駅のホームから取りましたが、奥に2つの山が見えます。
おそらく炭鉱の後だと思われますが、このような小さな(いや結構大きい)山が街にいくつも残っています。
そこに街おこしの為の美術館をつくり、それがあのルーブルの分館ということもあってフランスでは話題だったようです。
ポンピドー分館然り、ルーブルランス然りその設計を日本人が指名されるというのは、現在の日本の建築家のレベルの高さを証明しています。