生ける建築 -10ページ目

生ける建築

世界各地の建築の中に見る「美と力」

一昨年大学でご教授いただいた岩村先生の作品である「屋久島エコビレッジ」を見に行きました。


屋久島の北東の位置する宮之浦という町に50戸の住宅がつくる集落は、まるでその土地に永くからあるような佇まいをしている。


生ける建築

海に向かって緩やかな傾斜地にあるので、さわやかな風は常に吹いている。

建物は全て平屋で、南北の風通しを良くするために窓が計画されている。

屋根は全て切妻で、卓越風方向である南北を軒にするようになっていて、風を遮らないようになっている。

また屋根の上にも換気用の高窓がある。



生ける建築

コミュニティー構成として、いくつかの共用地を配置して各世帯間の心のつながりを意識している。

車のは入れない小道に向かって生活するように計画されているため、自然と顔を合わせるようになっている。



生ける建築

中央広場を中心として南北に突き抜ける道が生活上メインの道になっているようで、平日の昼間というほとんど住人を見かけない時間帯でも、数人の人が行き来いていた。

この道を常に風が吹き抜ける。真夏はとても涼しいのであろう。


環境を考え、そこに住むということがどれほど豊かな生活になるかということを強く感じさせる場所であった。






2013年2月24日 東京マラソンに初参加しました。


スタート前

3万6000人が集まってきます。


生ける建築

スタートブロックは自己申告タイム順にA~Kまであります。

一番後ろのブロックKからのスタートです。


生ける建築

都庁をバックに。運よく夫婦で参加できました。



生ける建築  生ける建築 生ける建築

約30分かかってやっとスタートラインを通過

猪瀬知事やなぜか雄たけびを上げる有森裕子さんがいました。



生ける建築
スタート地点ではこのようなビニール製カッパがたくさん捨てられていました。

荷物を預けてから寒いので、多くの人はカッパを着て待っています。

これをかたずけてくれるボランティアを含めたスタッフに感謝!



生ける建築  生ける建築
新宿を爆走中。                   中央のピンクは妻。まるで先頭を走っているかのよう。


このあと、スタート約3kmでセブンイレブンのトイレに2人で駆け込みました。(約15分のロス)


生ける建築

皇居

この辺は一番気温も上がり、汗ばむほどでした。

生ける建築

数寄屋橋付近

銀座を走れる喜び!東京マラソンならではです。

銀座付近は一番沿道の応援も多く、気持ちよく走れます。



生ける建築
浅草寺前。

みんな止まって、記念撮影してます。

ここでは猪瀬知事に、別の場所ではQちゃんなどの有名人も沿道で応援してくれていて、彼らとハイタッチをしました。(この時猪瀬知事に直接、23区内に自転車道路を整備してほしいと言わなかったことを後で後悔)

ここまではまだまだ余裕でした。(この後の辛さをまだ知る由もなかった)


あとで確認すると、30kmからの写真が全くありませんでした。

35kmからは足が痛くなり、形式的に右足、左足を交互に前に出すという義務感というか責任感にも似たような気持ち(これを頑張りというのか?)で走っていました。


生ける建築

なんとか5時間20分(トイレ駆け込み含む)で完走!

給水、給食以外は歩かず完走できたことに感謝、感謝。

目標の5時間には遠かったですが、この達成感の為に頑張りました。


最後の100mの直線は、なぜか痛かった足も気にせずラストスパートができるのは不思議です。

(アドレナリンが出るのでしょうか?)


ゴール後直後は、「疲れ」を通り越した「疲れたー!」とも言えない疲れ(?)に声も出せず、荷物受取場へ。

この日の夕食はシャンパンと赤ワインとしゃぶしゃぶで祝杯!

(走ったあとはなぜか牛肉は食べたくなります)


日本最大のマラソン大会に参加して、感動と楽しさと沿道の声援のありがたさが身にしみました。

ボランティアの人たちがいなくては成り立たない大会だということも実感。

途中、沿道のおじさん(おそらく落選した人)が「出れていいな」というプラカードを持っていて、

思わす笑ってしまったが、その時「そうだ、出れるだけでも幸せな大会なのだ。頑張って走ろう!」と思わされました。

またいつか出たい!






久しぶりの建築巡りは「瀬戸内海周辺」です。


尾道の町を一望できる高台に尾道市立美術館(安藤忠雄設計)があります。
生ける建築

古い建物の増築です。

フォートワース現代美術館のような箱が上野の国際こども図書館のように増築されています。

この3つの建物はいづれも2002年完成で、安藤がガラスを多用しだした頃なので、どことなく似ているのもうなずけます。



尾道からしまなみ海道を走ると、いくつもの島を通り過ぎます。

大三島にある伊東豊雄建築ミュージアム(もちろん伊東豊雄設計)


生ける建築

コンペ落選案を自身のミュージアムにしてしまったとは、さすが伊東さんです。

たしか発想は女性スタッフの案だったはず・・・。
しかし素晴らしい景色の場所に建っています。


生ける建築

東京の中野にあった自邸を移築してワークショップにしてあります。

生ける建築

テラス部分のピロティーは当時どのように使用していたか想像できます。


香川の東山魁夷せとうち美術館(谷口吉生設計)

谷口建築の美術館にしては小ぶりです。

どの谷口建築もとても美しいです。


生ける建築

生ける建築


丸亀製麺で有名な丸亀駅の前にある丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(谷口吉生設計)

これぞまさに谷口建築の真骨頂!という感じです。

いつか見たかった建築のひとつなので、感動です。

生ける建築

内部もニューヨークのMOMAを思わせる吹抜連続空間です。

というよりMOMAよりこの建物の方が前の設計ですが・・・。
生ける建築

この猪熊弦一郎現代美術館は1991年、

上野の国立博物館法隆寺法物館は1999年、

ニューヨークMOMAが2004年、

この3つの建築はどれもかっこよく、空間が居心地良く、綺麗で、必見です。

以前から思っていましたが、なんとなく槇文彦の空間を大きくした感覚があります。


最後に香川県庁舎(丹下健三設計)

1958年に完成した建物。

この時代、様々なモダニスト達が庁舎を設計しています。

前川、坂倉・・・・その中で丹下のこの建物は傑作と言われています。

「日本的なもの」を求め始めた時代、1963年の大谷幸夫が勝ち取った国立京都国際会館のコンペの少し前にできた香川県庁舎は、その流れのスタートだったような気がします。

これはコルビュジエのコンクリート建築から脱皮した日本的なコンクリート建築だったのでは。


生ける建築

生ける建築

生ける建築

ホールには猪熊弦一郎のアートはあります。

東山魁夷、平山郁夫、猪熊弦一郎と四国にゆかりのある人物と美術館を巡る旅でした。

まだまだ瀬戸内には数多くの建築と現代アートがあります。

またいつか直島に泊って建築巡りをしたいかな。