クリーニングとコンクリート打ち(後編) | WAS IT ALL WORTH IT ?

(前編からの続きです。)


「もしもし。」


と、携帯に出ると、女性の声でした。


「もしもし。私・・・・の・・・・・と言います。・・・・の母です。お世話になります。」


AT先生のお母様でありました。


「すみません。娘が風邪で声が出なくなったそうなので、私が電話させてもらいました。

実は・・・・・のことで・・・・・・・。」


AT先生のお母様は、AT先生に良く似た、ハキハキした方でした。

AT先生のお母様だなあ~!と、思わず納得してしまうほど、明るく元気な方でした。

そして、電話の最後に、


「社長さんのブログ、読んでますよ。」


・・・・・と、おっしゃってくださいました。


その瞬間、恥ずかしさのあまり、

思わず、得意のポーズが出そうになりましたガクリ汗(←得意のポーズ)。



職人さんとの打ち合わせを終え、車に乗り、現地を離れ近くの交差点で、

停車した時、現場に見慣れた車が止まった。


「あ、AT先生だ!」


妻が叫んで、車から降りて、AT先生のところへダッシュ!

私は一旦、出発し、ぐるっと回って現地にもどる。


「先生。すみません。危うくすれ違うとこでした。

少し前に先生のお母様から、電話、いただきました。」


「しゃう、しゃう、しゃう、しゃう・・・・・。」


お母様のお話の通り、AT先生は、まともに声が出ておりませんでした。

先生の発する声は、声と言うより、まるで、ノイズのような・・・・摩擦音に聞こえました。


「だ、だ、・・・大丈夫ですか?声がホントニ出てませんけど・・・・。」


「しゃう、しゃう、しゃう・・・(「はい。こんな声になっちゃいました。」)」


・・・・かろうじて意味を識別できました。

そして、話しているうちに、だんだん音?に慣れてきました。

それにしても・・・・まるで、ひそひそ話しをしているような光景じゃ、こりゃ・・・苦笑


「ところで、先生。こちらの家の写真とか、時々、お母様に送ってらっしゃいます?」


「しゃう、しゃう・・・(「いえ、送ってません。」)」


「え?送ってあげてないですか?お母様、きっと気にしてらっしゃると思いますよ。」


「しゃう、しゃう、しゃう・・・(「送ってないですう~。」)」


「いけませんなあ~。じゃあ。後ろ姿で、お母様に向かってピースしてください。

ブログに載せますんで!はい、ピース!」


 「AT先生ピース!」のポーズ!


お母様、この通り、AT先生は、毎日お元気です。

最近は、きっと引越しの準備が忙しく、たまたま、声が出なくなってしまった

のだと思います。

今日も、声こそ出てらっしゃいませんでしたが、お元気そうでしたよ。


ウチの妻が写ってしまったのは・・・・・・失敗でした、お許しください。

写す角度を間違えました・・・・。



お母様。

これからも、何かありましたら、気軽にお電話ください。

後、約一週間、私達も全力で頑張ります。