静岡県の伊豆半島の最南端にある
石廊崎(いろうざき)にある
石室神社・熊野神社
石廊崎岬めぐり遊覧船発着場がある
港の駐車場から徒歩で石廊崎へ向かう。
駐車料金¥500/1回
駐車場の料金所の係りの人から
石廊崎の遊覧船の割引チケットをいただく。
駐車場から案内表示に従て
舗装整備された坂をぐんぐんと上がっていき
駐車場から約10分程で
石室神社の扁額がついた鳥居着
狛犬
鳥居の先の
石廊崎灯台をめざして進む。
真っ青な空に映える
真っ白な石廊崎灯台
灯台横を過ぎて、
遊歩道を海に向かうように先へ
石廊崎の先端に
しめ縄がかけられた岩が
この岩の裏側が
縁結びの神
熊野神社
縁結びの神様ということで、
縁を願う絵馬がたくさん♡
石室神社は岩の中
鎮海守護・学問の神
石室神社社殿
石廊崎には
岩の下にへばりつくように建つ
石室神社と
石廊崎の岩場に建つ
熊野神社の二つの神社があります。
石室神社にお祀りされている
石廊権現と千石船の由来が書かれた額。
要約すると、
石廊崎沖は
相模灘と遠州灘の中間に位置し
東の風も西の風も猛烈に強く、
隠れた岩礁が多いので座礁しやすく、
加えて黒潮近くを走るという船の難所。
ある時、播州(今の兵庫)所属の
塩運搬の千石船が石廊崎にさしかかったとき、
黒い雲が海面を這い、
大雨が降り、大波に見舞われた。
なすすべもなく、転覆しそうなとき
船長と乗組員たちが
対岸の石廊崎にいる「石廊権現」に向かって
無事に江戸に着くことができたら、
帆船の命である帆柱を奉納すると祈願した。
すると、荒れ狂った波もやがて凪いで、
無事に江戸に着くことができた。
積荷を無事に降ろして、
たくさん儲けて播州への帰路へつく際、
航海日和に恵まれ、
往きの出来事も忘れ、
石廊崎の沖を通過しようとした。
すると不思議なことに
満帆(まんぱん)に追い風を受け、
櫓を必至に漕ぐも
船は座礁したように一向に進まず、
次第に風雨が強くなり、
凶暴な暴風雨に急変。
乗組員たちの恐怖は往路にも増し、
船長は往路での願い事を思いだし、
木の葉のように振られる船上で
斧を振って帆柱を切り倒して海に投じた。
投じた帆柱は、
不思議なことに大波の波頭に乗って
幾十丈(石廊崎は海抜約60m)の高さの
社殿の前に供えたかのように打ちあがった。
それと同時に波が静まり、
船が進んだとのこと。
その時の帆柱が、
今なお石室神社の社殿の基礎となって
建物を支えていて、
石室神社の神様の“威力のすごさ”と
暴風雨を鎮めた“神技”を、
伊豆の七不思議として広く知らしめたとのこと。
その、伊豆七不思議のひとつ
千石船の帆柱
神社の床の一か所がガラスになっていて
伝説の帆柱を覗くことができます。
社務所ではお守りや御朱印をいただけます。
御朱印は2種類。
『石室神社』と『熊野神社』があります。
そのうちのひとつ、
石室神社の御朱印をいただく。
御朱印を描いてくださった方は
とても気さくで丁寧な方でした。
様々な神社仏閣を
あちこちほっついていると
中にはむすっとしてめんどくさそうに
流れ作業的に御朱印を描いてくださる人もいる中で
書いてる時は真剣に、
で、渡してくれる時は笑顔で説明してくださって。
受け取るときにとっても暖かい気持ちになって
御利益がありそうな感じをうけました(*゚ー゚*)
石室神社・熊野神社の
最大の特徴は・・・
伊豆半島のさきっちょ!ということ。
素晴らしい景色が見れて
なおかつ、
神様にお参りができるという。
心がささくれだってるなぁと思ったら
ぜひ石廊崎へ( ´艸`)
駐車場へ戻る途中、
足元で何かが動いたと思ったら・・・
カニでした。
ちょっと、かわいかった(≧∇≦)
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