私の人生ひまつぶしです。
毎日ブログで仲間のみんなと日課の読み合わせています。
Al-Anon
5月6日
私たちは、アルコール依存症者の飲酒を止めさせる目的でAl-Anonにきているのではない。けれどもAl-Anon・グループに入ったことが、 多くのアルコール依存症者の回復において、一つの要因になったことも事実である。にもかかわらず私たちの第一の関心事は、自分自身の成長である。だから私たちは、配偶者の行動や欠点を話すのではなく、自分のこと、 自分の状況から来る心配や緊張をいかにのりこえるかについて話す。 アルコール依存症者のいる家族の一員である私たちは、恐れと欲求不満の中で苦しんでいる。誇張された罪の意識をもって、打ちのめされ。 絶望し、怒りにもえている。しかし一度アルコール依存症が病気であり私たちには責任がないとわかると、自分自身の罪の意識と敵意の感情から脱出することができる。しばしばこれが家庭の状態を良い方に変えてくれる。
このテキストは、Al-Anonの根本的な哲学である**「焦点の移動(デタッチメント)」と「自己の回復」**を明確に示しています。
1. ポイントと解説
最も重要な転換は、「アルコール依存症者を変えること」から「自分自身をケアすること」へ目的を切り替える点にあります。
- 目的の再定義:
相手の飲酒をコントロールすることは不可能であることを認め、自分の霊的な成長を第一の目標に据えます。
- 棚卸しの対象:
話の主語を「彼・彼女(依存症者)」から「私」に戻します(アイ・メッセージ)。
- 病気の理解:
依存症を「道徳的問題」ではなく「病気」と捉えることで、家族は自分を責める必要(罪悪感)も、相手を責める必要(敵意)もないことを理解します。
2. 考察と内省
考察:
家族が依存症者の「尻拭い」や「見張り」をすることは、共依存のサイクルを強める結果になります。
家族が自分の平安を取り戻し、相手をコントロールする手を離すことが、結果として依存症者本人に「自分の行動に責任を持つ」機会を与え、回復を促す要因となります。
内省のための問い:
- 今日、私は「あの人のこと」を考えるのに何時間使い、「自分のこと」を考えるのに何分使いましたか?
- 「あの人が飲まなければ、私は幸せになれる」という考えに縛られていませんか?
- 自分が抱えている「怒り」や「罪悪感」は、本当に自分の責任によるものですか?
3. 問題と解決
- 問題:
依存症者の言動に振り回され、家族が「恐れ」「欲求不満」「絶望」「怒り」という感情の嵐の中に閉じ込められていること。
- 解決:
「3つのC」を認めること。
私はそれを起こさなかった(Cause)、
コントロールできない(Control)、
治せない(Cure)。
この限界を認めることで、不必要な責任感(罪悪感)から解放されます。
4. 霊的目覚めと回復への導き
霊的目覚めは、**「相手がどうあれ、私は今日一日を穏やかに過ごすことができる」**と確信した瞬間に始まります。
感情の爆発や絶望という暗闇から抜け出す鍵は、相手を自分から「切り離す(デタッチメント)」ことです。
それは冷淡になることではなく、愛を持って相手の責任を相手に返し、自分は自分の人生を生きるという「愛ある無関心」への導きです。
5. 原理とメッセージ
- 手放す (Let Go and Let God): 相手を変えようとする執着を捨て、状況をハイヤーパワーに委ねる。
- 自分に集中する (Keep the Focus on Self): 自分の回復、自分の感情、自分の喜びに焦点を合わせる。
- プログラムを生きる (Live and Let Live): 自分も生き、相手も(その人のやり方で)生かせる。
メッセージ:
あなたが回復すれば、家庭の雰囲気は変わります。相手が変わるのを待つのではなく、あなたが自由になることが、家庭に変化をもたらす最も強力な力となります。
今日、自分の心を穏やかにするために、何か「自分へのご褒美」や「一人の時間」を持つことはできますか?
観想
私達のグループディスカッションの中ではアルコール依存症者のおかしな言動についての長いくりかえされる話しは避ける。なぜならそのことは私達の成長の助けにはならない。Al-Anonに通う私達は自分自身の自責の念と敵意の感情を取り除くためにミーティングへ通うのである。私達は自分達の問題に対してより適切にかかわることができる。
この「観想」は、アラノン・ミーティングの質を保ち、参加者が真の回復に至るための非常に重要な**「境界線」**について述べています。
1. ポイントと解説
ミーティングの場が、単なる「愚痴の言い合い」や「加害者の告発の場」にならないようにするための戒めです。
- 「酔っ払い話(Drunkalog)」の制限: 依存症者の奇行を並べることは、一時的な感情の発散にはなっても、問題の根本解決(自分の変容)には繋がりません。
- 目的の再確認: 私たちが集まるのは、相手を裁くためではなく、自分の中にある「自責の念(自分を責める毒)」と「敵意(相手を責める毒)」という二つの毒を中和するためです。
- 適切な関わり: 自分が健康になることで、相手の問題に巻き込まれず、客観的で健全な距離(デタッチメント)を持って接することができるようになります。
2. 考察と内省
考察:
依存症者の言動について話し続けることは、実はまだ「相手にコントロールされている」状態の裏返しです。意識のスポットライトが常に相手に当たっているため、自分の内面にある傷や成長の可能性が暗闇に置かれたままになっています。スポットライトを自分に当てることで初めて、回復のプロセスが動き出します。
内省のための問い:
- 私が今日話したことは、私の「感情」や「成長」についてでしたか?それとも、誰かの「行動」のレポートでしたか?
- 相手の言動を分析することにエネルギーを使いすぎて、自分の平安を後回しにしていませんか?
3. 問題と解決
- 問題:
相手の病的な言動に焦点を合わせ続けることで、自分自身も病的な思考(被害者意識や執着)から抜け出せなくなること。
- 解決:
ミーティングの話題を「12のステップ」や「スローガン」に基づいた自分の内面の変化に集中させること。これにより、問題(相手)ではなく解決策(プログラム)に意識が向くようになります。
4. 霊的目覚めと回復への導き
霊的目覚めとは、**「相手の問題は相手のもの、私の感情は私のもの」**という境界線が明確になることです。
相手がどれほど混乱の中にいても、私は自分の中心(センター)を保つことができる。この「静けさ」を分かち合うことが、グループ全体を高い霊的レベルへと引き上げ、個人の回復を加速させます。
5. アラノンの原理とメッセージ
- 「主語を『私』にする」:
相手が何をしたかではなく、それを受けて「私はどう感じ、どうステップを適用したか」を語る。
- 「共通の目的」:
グループの目的は、個人の霊的成長を助け合うことであり、依存症者の更生施設ではない。
メッセージ:
私たちが自分の内面を見つめる勇気を持つとき、ミーティングは「嘆きの場」から「希望の場」へと変わります。
相手のおかしな言動を語るのをやめることは、自分を自由にするための第一歩です。
今、あなたが一番手放したい「相手への執着や怒り」は何ですか?
それを言葉にする代わりに、その奥にある「自分の寂しさや怖さ」に光を当ててみませんか?
「・・・そうすればすべての虚しい妄想と、すべてのよくない雑さと余分な愛着は消えてゆくだろう。」
この言葉は、霊的な成長の過程で訪れる**「内面の浄化」と「静寂」**について表現しています。
アラノンやAAの文脈では、ステップを通じてハイヤーパワー(あるいは自分を超えた大きな力)に委ねることで得られる、究極の平安を指しています。
1. ポイントと解説
この一文は、回復が進んだ先にある「心の整理」の状態を象徴しています。
- 虚しい妄想: 「ああなったらどうしよう」「あの人を変えられるはずだ」という、現実に基づかない不安や支配欲、あるいは過去や未来への執着のことです。
- よくない雑さ: 感情の乱れ、不注意、衝動的な反応、あるいは霊的な規律を欠いた無秩序な生活態度を指します。
- 余分な愛着: 特定の結果、人、物、あるいは「自分の正しさ」に固執すること。これらは自由を奪う鎖となります。
2. 考察と内省
考察:
私たちが苦しむのは、状況そのものよりも、その状況に対して抱く「妄想」や「執着」によることが多いものです。相手をコントロールしようとする「余分な愛着」を手放すとき、心の中に静かなスペースが生まれ、そこにあるべき平安が流れ込みます。
内省のための問い:
- 私が今、頭の中で繰り返している「虚しい妄想(不安や期待)」は何でしょうか?
- 「これがなければ幸せになれない」と思い込んでいる「余分な愛着」はありませんか?
- 心を「雑」にさせている、焦りや苛立ちの正体は何でしょうか?
3. 問題と解決
- 問題:
自分の意志(自己意志)で全てを握りしめようとすることで、心の中が雑音(妄想、執着、混乱)でいっぱいになり、導きが聞こえなくなっていること。
- 解決:
ステップ3や11にあるように、「委ねる」こと。自分が「神の代わり」をすることをやめ、不要なものを手放す(Let Go)ことで、心は自然と整えられていきます。
4. 霊的目覚めと回復への導き
霊的目覚めが進むと、人生から「ドラマ(過剰な騒ぎ)」が消えていきます。相手が飲もうが飲むまいが、状況がどうあれ、自分の魂の深い部分は侵されないという感覚です。
「余分な愛着」が消えたとき、私たちは初めて「あるがまま」を愛することができるようになります。それは、対象を自分の思い通りにするためではなく、その存在を尊重する純粋な愛への導きです。
5. AA/アラノンの原理とメッセージ
- 謙虚さ (Humility): 自分が全能ではないと認め、余計な荷物(妄想や執着)を降ろすこと。
- マインドフルネス (Stay in the Now): 「今、ここ」に集中することで、未来への不安(妄想)や過去への後悔(愛着)を断ち切る。
メッセージ:
あなたが握りしめているその手を緩めるだけで、多くの苦しみは消えていきます。余分なものを捨て去った後に残るもの、それがあなたの「真の自己」であり、ハイヤーパワーとの繋がりです。
今日、あなたが手放すことができる「たった一つの小さな執着」は何ですか?それを手放したとき、どんな心の軽さを感じられそうですか?
観想、黙想、瞑想の違いと使い分け
まず、三者はいずれも心を整え内面と対話する手法ですが、目的やアプローチに違いがあります。
三者の違い
- 観想:
「見つめる・省みる」ことを中心に、特定の対象(自分の問題点、ハイヤーパワーの導き、価値観など)に意識を向け、深く理解したり導きを感じ取ったりすることを目的とします。
対象に対して能動的に関わりながら内省する特徴があります。
- 黙想:
「静かに考える・沈黙の中で思索する」ことがポイントで、言葉や概念を使いながら、人生観や信仰、哲学的な問いなどを深く考える手法です。
宗教的な文脈で使われることも多く、信仰に基づいて真理を模索する場面で用いられます。
- 瞑想:
「心の乱れを静め、無心や集中状態を目指す」ことが主な目的で、呼吸や一点に意識を集中させたり、思考の流れに執着せずに観察したりすることで、心身のリラクゼーションや精神の安定を得ます。
ストレス解消やマインドフルネスなど、現代では健康目的でも広く用いられています。
使い分け方
- 観想:
自分の問題点を明らかにしたい、何かの導きを求めたい、特定の目標に向けて内面を整理したい場合におすすめです。
- 黙想:
人生について深く考えたい、信仰について思索したい、哲学的な問いに答えを探したい場合に適しています。
- 瞑想:
ストレスを解消したい、心を落ち着かせ集中力を高めたい、心身のバランスを整えたい場合に効果的です。
12のステップ
これらのステップの学びは、Al-Anonプログラムの中で成長のために欠くことのできないものである。
具体的に表現された原理は、個人的な信条にかかわらず、普遍的で誰にでもあてはまる。Al-Anonの中で、私達がこれらのステップを常に、もっと深く理解しようと努力し、この賢さが私達の生活に生かされることを祈る。
1. 私達はアルコールに対して無力であり、生きていくことがどうにもならなくなったことを認めた。
2.私達は自分より偉大な力が、私達を正気に戻してくれると信じるようになった。
3.私達の意志と生命の方向を変え、自分で理解している神、ハイヤーパワーの配慮の下に置く決心をした。
4、探し求め、恐れることなく、生きてきたことの棚卸表を作った。
5.神に対し、自分自身に対し、いま一人の人間に対し、自分の誤りの正確な本質を認めた。
6.これらの性格上の欠点をすべて取り除くことを、神にゆだねる心の準備が完全にできた。
7. 自分の短所を変えて下さい。と謙虚に神に求めた。
8.私達が傷つけたすべての人の表を作り、そのすべての人達に埋め合わせをする気持ちになった。
9.その人達、または他の人々を傷つけない限り、機会あるたびに直接埋め合わせをした。
10. 自分の生き方の棚卸を実行し続け、誤った時は直ちに認めた。
11. 自分で理解している神との意識的触れ合いを深めるために、神の意志を知り、それだけを行っていく力を祈りと黙想によって求めた。
12.これらのステップを経た結果、霊的に目覚め、この話を他の人達に伝え、また自分のあらゆることに、この原理を実践するように努力した。
12の伝統
これらのガイドラインは、アラノングループと世界に広がるアラノン全体のフェローシップの調和と成長を促進する方法である。 私達のグループの経験では、アラノングループの一体性はこれらの伝統に忠実であることによると提議している。
1. 第一にすべきは共同の善である。多数の個々の成長は一体性にかかっている。
2. 私達のグループの目的のための権威はただ一つ、グループの意識の中に自分を現される、愛なる神である。私達のリーダーというのは、 支配する者ではなく、奉仕の任務をゆだねられた人にすぎない。
3. アルコール依存症者の関係者が相互援助のために集まる時、グループとして他の団体、組織に合同しないという条件のもとに自分達自身をアラノン家族グループと呼ぶことができる。メンバーであるために要求される唯一のことは、関係者または友達の中にアルコール依存症の問題をかかえた人がいるということだけである。
4. 各グループは完全に自律的でなければならない。但し、他のグループ、またはアラノン全体、またAA全体に影響を及ぼす事柄においてはこの限りではない。
5. それぞれのアラノングループの目的はただ一つ、アルコール依存症者の家族を手助けすることである。私達はAAの12のステップを私達自身が実践することで、またアルコール依存症者の家族を温かく迎え、勇気づけ理解し、なぐさめを与えることによって行うのである。
6. アラノングループは、いかなる関係でも施設や外部の企業に対し、 裏書きや融資やアラノンの名前を貸すことをしてはならない。金銭や所有権や名声の問題が、私達を第一の霊的な目的からそれさせる恐れがあるからである。私達はAAとは別の共同体であるが、 常にAAと協力するものである。
7. すべてのアラノングループは外部からの寄付を辞退して、自立しなければならない。
8. アラノンの12番目のステップの仕事は、どこまでも非職業的でなければならない。しかし、私達のサービスオフィス (G.S.O.) では専従の職員を置くことができる。
9. このようなアラノングループは決して組織化されてはならない。 しかし、私達が奉仕する人々に対して責任を取るものとして、サービスの機関または委員会を作ることができる。
10. アラノングループは外部の問題には意見をもたない。したがって、 アラノンの名は公の論争で引き合いに出されるべきではない。
11. 私達の広報活動は奨励するよりも、引きつける魅力に基づく。新聞、ラジオ、テレビ、そして映画の分野で、私達はいつも個人名を伏せるべきである。私達はすべてのAAメンバーのアノニミテイ(無名)を、細心の注意をもって守らなければならない。
12. アノニミティは私達の伝統の霊的基礎をなす。それは各個人よりもアラノングループの原理が優先すべきことを、いつも私達に思い起こさせるものである。
サービスのための12のコンセプト
サービスのための12のコンセプト
12のステップと伝統は、個人の成長と、グループの一体性のガイドである。12のコンセプトはサービスのガイドである。12番目のステップの在事がどのように明確な基準の上に行われることができるのか、そしてワールドサービスオフィスのメンバーがワールドサービスを通して、どのようにグループと関係を持つことができるか示している。
1. アラノン・ワールド・サービスに対する最終的責任と権威はアラノン・グループにある。
2. アラノン家族グループは、自分達のコンファレンス(国内会議)と、 そのサービス機関に完全なる行政管理と運営の権威をゆだねる。
3. 決定権は効果的なリーダーシップを可能にする。
4. 参加することが調和への鍵である。
5. 請願権と訴える権利は、少数意見を保護し、その人達の意見が聴かれることを保証する。
6. コンファレンス(国内会議)は、行政面での基本的責任はボード (理事会)にあることを認める。
7. ボード(理事会)は、法的な権限を有する。一方、コンファレンス(国内会議)の権限は伝統的である。
8. ボード(理事会)はアラノン本部の日常の運営に関する権限をエグゼキュティブ・コミティ(諮問委員会)にゆだねる。
9. どんなサービスのレベルにおいても人としての良いリーダーシップが必要である。ワールド・サービスのレベルでは、ボード(理事会)が首位のリーダーシップを取る。
10. サービスにおける責任は、注意深く定められたサービスの権威によって好ましい状態に保たれる。二つの権威による運営は避ける。
11. W. S. O. (ワールド・サービス・オフィス)はスタンディング・コミティ(各委員会)と、エグゼキュティブ(行政担当者) とスタッフ(職員)によって構成される。
12. アラノン・ワールド・サービスの霊的基礎は、会議の憲章12条の一般的な保証(1-5)の中に表されている。
一般的な保証(会議の憲章12条)
一般的な保証(会議の憲章12条)
あらゆる行為においてアラノンのワールドサービスコンファレンスは次の伝統の精神を守っていく。
1. コンファレンスの公正な財政の原則は、運営に必要な財源とそれに伴う十分な備蓄である。
2. コンファレンス・メンバーは誰一人として他のメンバーに対して、 公認されていない権威をもたない。
3. あらゆる決定は討論と投票によって、そして可能な限り実質的満場一致をもってなされる。
4. コンファレンスのどんな議決も個人を罰したりはしないし、また公の論争をあおり立てたりもしない。
5. コンファレンスはアラノンに奉仕をするが、決して統治するような行動はとらない。そしてその奉仕するアラノン家族グループ共同体のように、思想、行動において常に民主的であり続ける。
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