はしってもあるいても、ちきゅうのスピードはおなじです
あせってものんびりでもちゃんとあしたはくるんです
青空しんこきゅう 山川啓介
「胃のほうき」
「腸の砂おろし」
2023年5月29日
記
今日のお寺の貼り紙です。
今夜の飲まないで生きる人の集まりはStep5。「神に対し、自分に対し、そしてもう一人の人に対して、自分の過ちの本質をありのままに認めた」でした。ここでは、事前に自分自身の棚卸しを表に書き、それを「打ち明ける」プログラムなのでした。
かつて私が酒を飲んでいた頃の棚卸しは「恐れのリスト」と「恨みのリスト」でした。「誰に対してどんな行動にいたったのか」。恐れや恨みの原因と道徳的な欠点や過誤について精査しました。
これらの作業で得られたものは、過去に何を考えどのようなことをしていたとしても、ゆるされるのだという実感です。
「自分にどんなにひどいことをした人でもゆるすことができる」プログラムです。
なぜ、このようなプログラムを行うのか?テキストには「他の誰かに自分の欠点を恐れずに話さなかったら、自分は飲まないでいることができなかった」と断言している。
これは私が飲まないで生きるためのプログラム。
実は2年前、私はこのステップを終えた後に社会復帰しました。働いたのは認知症介護施設です。面接の時には「私はアルコール依存症者です」といいました。それは2年前の私にとっては正解だったと思います。6ヶ月間非正規職員として働きました。私は棚卸しで明らかになった欠点を現さないように努めました。その努力はゆがんだものかも知れません。なぜなら適応障害でDrストップ退社となりました。
今にして、私は思うのですが、私は囚われから解放されてはいませんでした。これまで「回復、回復、回復」と囚われていたのです。
昨日の私は「いつまで回復に囚われるのですか?酒を飲まないで生活できたら、それは十分回復です」と語りました。
「よく生きることの喜び」が12番目のステップの主題です。それはあわてて求めるものではなく、「出会いを拒まないで、行動を止めなければ」与えられるものでしょう。
今日の飲まないで生きる人の集まりは、私にとっては「暗示が解けた日」です。ここにいた日数は805日。1521回の参加となりました。
今日のミーティング場に咲くあじさいです。