オーディオ 定在波対策 | アーカーサの英語学習日記

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今日は3月19日 ミュージックの日ということでオーディオネタです。

 

スピーカーの定在波対策をなるべくお金をかけずに(なんせ貧乏性なもんで)してきましたが、まとめておきます。

 

1. 定在波対策前の周波数特性

 

2. 定在波対策後の周波数特性

 

200hz 以下の低音が自分でも驚くほど改善されました。音の出方もかなり変わりました。

 

ブラームス 大学祝典序曲 ブロムシュテット指揮 ライプツィヒ・ゲヴァントハウスの冒頭の大太鼓の音が激変しました。対策前は銅鑼のように響いていて音像が大きく聞こえていました。対策後は音像が小さくなりより締まりのある低音になりました。

 

サン=サーンス 交響曲第3番 オルガン付き エッシェンバッハ指揮 フィラデルフィアのオルガンの低音が響くというか振動を伴いつつ鳴っています。オルガン付きというとオーマンディ指揮 フィラデルフィアの低音が有名ですが、エッシェンバッハの低音も凄まじいです。演奏も素晴らしいです。エッシェンバッハといえばブラームスの演奏も録音も素晴らしいです。もっと評価されても良い指揮者なのになー、と思います。

 

定在波対策でやったことをまとめておきます。

 

1. スピーカーの配置

とにかく色々な場所に置いて試しました。なにも対策していない時はスピーカー後ろと壁の距離をかなり狭くしたほうが低音的には良かったです。対策後は壁から1m程度話した方が良くなりました。あくまで私の環境ではそうなったという話です。

 

2. 吸音材

低音の改善が目的なので、密度が高く厚みもあるものを購入しました。

MGボード 密度 80kg/m3 605x910x100mm

こんな感じのものです。

このボードをスピーカの後ろ、前、側面、側面の壁等色々な場所に置いて試しましたが、あまり大きく音が変わることはありませんでした。中高域には影響がないので、聴いた感じの変化が感じられないのかな、と思います。

 

3. Dirac Live

Dirac Live という室内音響最適化ソフトを導入しました。私のスピーカー Paradaim Persona3F の最上位機種 Persona 9F (お値段なんと748万円)にはアンセム・ルーム・コレクションという室内音響最適化ソフト機能があります。同じようなソフトで Dirac Live というものがあることを知り、思い切って導入しました。これは音の出方だけでなく音質そのものも変わりました。美音というしかありません。

 

4. 有効ボード

スピーカーの後ろに音響用のパネルを置きたいと思っていましたが、オーディオ用のパネルは高すぎて買う気になりません。思い切って有効ボードを買うことにしました。

1825x915x5.5mm シナ材

 

スピーカー後ろの壁、ちょっと間を開けて上記の吸音材+有孔ボードを置いてみました。これは音の出方がかなり変わりました。音の響きが良くなりくっきりはっきりとした音になりました。家の壁は石膏ボードですが、オーディオ的にはよろしくないんだろうなと思いました。

 

5. 音工房Z 音響パネルA

市販のパネルを買うならこれがいいだろうと前々から気になっていて導入してみました。スピーカーの左右で音の出方が違うのが気になっていました。右スピーカーの音がかなり微妙ですが、内側後方に定位しているように聞こえるのです。それをなんとかできないかと思いパネルを右スピーカーの側面に置いてみようと思って導入したのです。適当に置いただけで低音が引き締まり、ボリュームも増しました。ちょっと意外なほど効果がありました。そして位置を色々ずらして調整しました。

 

 

この音響パネルAの調整をした後に Dirac Live の測定をし直して周波数特性を測ったら上記の2のものになったのです。結果を観た時は本当に驚きました。低域の特性がこんなに変わるとは思ってもいなかったからです。

 

対策の貢献度としては スピーカーの配置>Dirac Live>音響パネルA>有孔ボード>吸音材 だと思います。総額15万円以下で済みました。

 

Dirac Live で低音ちょい増しにするとこんな周波数特性になりました。今は、これメインで聴いてます。

 

以上です。