願うしか救いようがないときに禁句はないのだ | aaiのブログ

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都内在住。雑記帳。

次女の手術、明後日に決定(急すぎて色々ついていけない汗うさぎ)

ドキドキ…

無事に終わることを願うばかり


そういえば、輸血同意書を書いたときに次女の血液型はO型と言われたけど、うちは夫がA型で私がB型

長女も両親と血液型が違うのだろうか

まぁ日本人はA型が多いって聞くし、長女はA型かな〜






最近読んだ本



『父がしたこと』



武士が護るべきは、主君か、家族か。胸に迫る医療時代小説!

目付の永井重彰は、父で小納戸頭取の元重から御藩主の病状を告げられる。居並ぶ漢方の藩医の面々を差し置いて、手術を依頼されたのは在村医の向坂清庵。向坂は麻沸湯による全身麻酔を使った華岡流外科の名医で、重彰にとっては、生後間もない息子・拡の命を救ってくれた恩人でもあった。御藩主の手術に万が一のことが起これば、向坂の立場は危うくなる。そこで、元重は執刀する医師の名前を伏せ、手術を秘密裡に行う計画を立てるが……。御藩主の手術をきっかけに、譜代筆頭・永井家の運命が大きく動き出す。(amazonより)




こちらもダ・ヴィンチ(2月号)で知った本

いつものようにブログを書く前にダ・ヴィンチを読み返して、あぁ〜この部分が気になって図書館に予約したんだよね〜と思いだす(笑)



今回は、非正規雇用の多かった江戸時代後期について興味を持ち予約↓


「江戸後期の武家屋敷は、今で言う非正規で溢れていました。下男下女はむろん、千石規模の旗本の家でも譜代の家臣は珍しかった。町奉行などの在職時にだけ雇われる、専門職の用人だっていたくらいです。だからこそ私は、さまざまな場で、自力で時代と格闘する個を描きたい。それが、一人ひとり条件の違うなかでどう生きるべきかの解を得る、手がかりになってくれたらと思っています」



が、次女の入院中手術前の、このタイミングでこの予約本がきたか〜という私の現状にはぴったりの医療本で、刺さる言葉多かったわ



「(略)手術の痛みは責任をもって除去しますが、術後の痛みについては気休めは申せません。ですから、痛みに堪える、という気持ちで痛みに対するのではなく、痛みを味方として迎え入れるのです」


「味方、ですか」


「ええ、味方です。悪くなる徴(しるし)の痛みではなく、良くなる徴の痛みです。快方を伝える使者なのです。けっして敵ではありません」



重彰の母、登志カッコイイ

佐江が登志に憧れるのもわかるわ〜


「常と異なる子が生まれたら、それは女親のせい、というのは、記紀以来のこの国の悪しき習いですからね」


「(略)生きる力が弱い子を、海に流す神がどこに居りますか」


「気持ちが動かずとも、躰が動くようにするのが躾です」



あと、『女の「ちがう」は動かしがたい』って青山さん、女をわかっていらっしゃる〜

ちがうものはちがうよねぇ



病気とは無縁で過ごしてきた私は病気や医療関係の知識はゼロで、もちろん鎖肛についても知らず

お尻の穴がないっていうこともあるのね


歴史的に見た漢方医と外科医の関係も興味深かったです(現代は外科医様様ですよね)


ラスト、というか向坂先生(この先生もまじで良い人)の所在が不明になったあたりからは読むの辛かった悲しい


ハッピーエンドが良かったな〜

(それだとこのタイトルにはならないか‥…)