1987年、当時のゴルバチョフソ連書記長とレーガン大統領の間で結ばれたINF中距離核戦力全廃条約、現在はロシアが履行義務を引き継いでいますが……
旧ソ連崩壊後、ロシアが履行義務を引き継いだはずでしたが……
トランプ政権は『最近、ロシアがINFに違反、核戦力強化を続けていると批判』……
ボルトン大統領補佐官が来週、プーチン大統領と会談することから、ニューヨーク・タイムズは『ロシアがINF履行しない限り、アメリカは条約から脱退辞さないと伝える方針』と報じました。
これに対しホワイトハウスは今の所、脱退の判断はしていないとしていますが、米国内では『INFで中国保有の中距離ミサイルに対応できなくなっている』との声もあり、ロシアと中国に米国が不満を示しているよう。
中国が開発中の各種ミサイルなどがINFの制約で、米が開発制限されているのも米の不満のよう。
もっとも、核なき世界のオバマ政権が核兵器開発を怠っていた自業自得とも言え、こつこつと核兵器を改良していたロシアとしては八つ当たりされた気分かも。
INFは射程500kmから5500km以内のミサイルを制限するもので、中国としては日本、インド核攻撃用ってところで、実は日本の脅威でもあるのです。