中国が開発していた大型飛行艇AG600型機が初飛行に成功したとのこと。
全幅は日本のUS-2より一回り大きい38.8m、航続距離は4500kmで人員50人を移送可能とか。
コックピットはこの映像ではよくわかりませんが、さっぱりしているので多分、グラス・コックピットなんでしょう。
日本では折角の高性能なUSー2を自衛隊が救難用として、細々と使っているだけですが、中国では哨戒、人員輸送、消防用と幅広く使うつもりとかで、大型飛行艇の活用方法については、中国の方が良く理解しています。
当面は南シナ海の人工島基地と本土の輸送ついでに哨戒も行い。内陸部では消防飛行艇として使うつもりなのかも。
しかし、テスト飛行はまだ通常の滑走路からの映像のみで海上からの離着陸は見せてくれません。
飛行艇は普通に離着水するだけでも、大きな水の抵抗を受け、荒れる海となれば機体に掛かる負荷はさらに激しくなることから、これまで大型飛行艇は、事実上、戦前からの開発経験が長い日本だけでした。(ロシアにも旧ソ連以来の大型飛行艇がありますが湖水用で、現在も生産しているか不明)
飛行艇はアメリカの山林火災などで消防飛行艇として現在でも活躍しています。湖面や海面を滑空しながら水を補給して、すぐに消火活動に戻れるのが優れたところ。
日本でもUSー2の原型機PSー1を消防飛行艇に改造して消火試験がずっと昔に成功していましすが、消防庁は買う気なし……
近い将来発生する、首都直下型地震では道路が寸断されて、消防車は消火活動不能になります。しかす、消防飛行艇なら東京湾でも隅田川からでも給水して、燃料がある限り消火活動を続けられます。100機あれば小規模な火災なら一度に100箇所消火出来るわけで、初期消火に大きな威力を発揮するはず。オリンピックを止めれば、100機買ってもお釣りがくると思います。
またまた世界に誇る高性能大型飛行艇を持ちながら、宝の持ち腐れが増えそう。
もっとも中国のAG600が無事に南シナ海で離着水出来ればの話しですが。




