普段は発射後、30分以内に衛星を分離、打ち上げロケットの責任は終了となるのですが……
今回は、衛星の寿命を延長させるため、ロケットで静止軌道に近い3万4千kmに衛星を運ぶまでが責任範囲。
そのため、第2段ロケットエンジンを3回も点火と停止を繰り返す荒業が必要な難易度の高い打ち上げでした。
結局、衛星を切り離し、ロケットの責任範囲を果たしたのは20:16、打ち上げから約4時間半後のことになりました。
これで、H2Aは初の商業衛星の打ち上げに成功、初めての給料日となりました。
とは言え、H2Aの打ち上げコストは、ロシアや欧州製と比較して3割ほど高い100億円で、現状では商業衛星打ち上げの受注を獲得するのは難しい状況。
ここら辺は、次世代のH3ロケットの出来次第となりそうですが、取り敢えず、将来に希望をつないだってことで、メデタイことであります。