アインシュタイン自身はマンハッタン計画には、全く参加しておらず、計画推進のお墨付きを与えただけで、後にナチスの核開発が失敗すると確信したアインシュタインはマンハッタン計画中止を進言したとも言われています。
しかし、冷戦時代の核開発競争に人類存続に危機感を覚えたアインシュタインが世界の科学者に、核廃絶を呼びかけたのがパグウォッシュ会議の始まり。
1957年にカナダの漁村『パグウォッシュ』で日本の湯川博士を含む著名な科学者22人が集まって、東西の垣根を越えて、核兵器問題について話し合ったことからパグウォッシュ会議と呼ばれています。
戦後70年目の今年は、長崎で36ヶ国から約170人の科学者などが参加、核廃絶について討議が行われています。
パグウォッシュ会議は広島では、1995年と2005年に開催されていますが、長崎ではこれが初めて。
会議は今日から5日間、開催され、最終日に核廃絶に向けた『長崎宣言』を発表する予定。
冷戦時代もアメリカと旧ソ連の科学者が連絡を取り合っていたのは公然の秘密。インターネットも本来は、核戦争時の情報系維持が目的の軍事研究でしたが、いつの間にか科学者たちがモスクワまでつなげてしまったのが、今日のネット社会の始まり。
米ソの政府も半ば見てみぬ振りをしていたのは、双方の手の内を知ることは抑止効果になると考えていたからでしょう。
しかし、核兵器が北朝鮮を含めて、広く世界に拡散した現在、果たして、それぞれの核兵器開発の科学者たちが、どれだけ情報交換できているのか疑問。
少なくとも、中国や北朝鮮の様子を見ると、冷戦時代より科学者間の情報交換が出来なくなっているように見えます。
中東やアジアで緊張が高まり、また偶発的核戦争の危機が高まっていることを、中国や北朝鮮の科学者に伝わっているのかが、心配されます。