これについてフィリピン・アキノ大統領は『米海軍の艦船が国際法のもとで、航行することは問題ない』とアメリカ支持を表明しました。
また菅官房長官も、米国支持かとの記者の質問に『日米間では緊密な情報交換を行っている』として、事前連絡があったことを暗に認めました。
一方、中国外務省、陸・報道官は『中国関係部門が法に基いて監視・追跡、警告した』とした上で……
『関係海域と空域を引き続き、厳しく監視し、必要に応じてすべての措置をとる』と引き続き自制的な行動をとるつもりのよう。
米政府関係者の話として、先の米中首脳会談の際に、オバマ大統領が習近平首席に最後通告をしていたが、その後も人工島の埋め立てが続き、オバマ大統領の弱腰批判の高まりに決断したとも。
今後については元・自衛艦隊司令官の香田氏によると『現在の米中関係からいって、いきなり武器使用にはならないと思う』とし……
『軍艦同士の運動や警告をして押し出す、武器を使用しない選択肢を優先すると思う』としました。
冷戦時代のアメリカと旧ソ連の海軍も、互いの演習場に張り付く監視船に激しいチャージを仕掛けたことが良く知られています。
しかし、当時より、遥かに運動能力が高くなった米・イージス艦を、中国艦艇の運動能力で自称・領海から追い出せるかは疑問。
ただ、イージス艦も至近距離から、警告なしでいきなり艦砲射撃を浴びては、どうしようもなく、今後偶発的な紛争勃発が高まることは確かでしょう。