両首脳が笑顔を見せたのは、会談前のマスコミ向け記念撮影のときだけ。
オバマ大統領は、アメリカが強く中国を批判してきたサイバー犯罪対策については、米中両国が新たに閣僚級による対話の枠組みを作ることで一致、年末までに最初の会合を開催するとしたのに対し……
習近平首席は『ネット犯罪に対する情報共有を強化することで一致した』としたもののサイバーアタック問題を『対立やあつれきにすることは、両国にとって正しい選択ではない』とも述べ、中国がサイバーアタック犯罪から本気で手を引く気があるか不明。
また中国の南シナ海の埋め立て、軍事基地化問題については、オバマ大統領は『軍用機の偶発的な衝突回避のため、行動規範を盛り込んだ合意文書を取り交わした』としましたが……
習近平首席は、引き続き自国の領土と海洋権益の権利だとして、双方の立場は平行線で終わりました。
唯一、両国が一致したのは、北朝鮮の核問題と地球温暖化防止対策で協力を加速させることくらい。
要は、両国とも双方の核心的利益については、一歩も譲らないが、利益になる分野については握手する方向で一致したよう。
所謂、握手しつつ、テーブルの下で足を蹴り合う状態が当分続くことは確かでしょう。