中国人民解放軍・孫建国副総参謀長は『軍事防衛上の必要性に加え、海上救難などの国際的義務も果たせる』として……
『埋め立ての速度や規模は大国としてふさわしい』……
『埋め立ては軍事的な目的を含む』と初めて軍事基地であることを認めると同時に、日米豪などの反中『三国同盟』を牽制しました。
また日本の防衛相・徳地・防衛審議官の南シナ海でも防空識別圏の設定を考えているのか?の質問には、『中国政府と軍は、すぐに防空識別圏設置とは言っていない』と述べた上で……
『設置かどうかは、空と海の安全が脅かされるかどうかで、我々が決める』として、米軍が偵察行動を続けているなか、直ちに緊張を高める考えはないとしました。
今回の孫・副総参謀長の『答弁』には、領有権を主張するASEAN諸国から反発の声があがっており、スプラトリー諸島の中国による軍事要塞化に対して、スプラトリー諸島の領有権を主張するASEAN諸国と日米豪・軍事同盟は、さらに緊張関係を高めることになりそう。