関東の人間なんで、不勉強にも『松江城天守』がホンモノだとは知りませんでした……
天守の国宝指定は、姫路城、松本城、犬山城、彦根城に続くものとか。
知名度が低かったのは、戦国時代が終わった1611年に完成した上に、完成時期を示す明らかな証拠が長い間、行方不明になっていたことが原因のよう。
幸いか一度も実戦を経験しないまま、明治維新となり、一時は取り壊しが決定したものの、松江藩の旧藩士らにより買い戻され、地元で大事に保存されてきたとのこと。
昭和25年に重要文化財に指定され、さらに国宝指定の運動も始まりましたが、ネックになったのが、城の建立時期を示す確かな証拠が行方不明になっていたこと。
下の2枚の札が、昭和12年から行方不明になっていた祈祷札ですが、平成24年に松江神社の倉庫から見つかったとのこと。確かに慶長十六の文字が読み取れます。
これで、創建時期が特定され、四重五階地下1階、高さ2階分の通し柱を多様するなと独特な建築的特徴が評価され、国宝指定へつながったとのこと。
国宝運動には、松江市の粘り強い陳情に、市民12万人を超える署名を文化庁に提出するなど、松江市ぐるみの運動が功を奏したもの。
新たな観光スポットになることは確実でしょう。