ニュースによると、去年12月、東大大学院研究科の情報理工学系研究科で『軍事・平和利用の両義性を深く意識し、研究を進める』とガイドラインの内容を変更したことが明らかに。
ガイドラインでは『成果が非公開となる、機密性が高い軍事研究は行わない』ともしました。
東京大学では昭和34年と42年の評議会で軍事研究は一切行わないとしてきました。
今回のガイドライン見直しについて、東京大学は『大学院の研究科がガイドラインを変更したのは事実』と認めながらも『大学全体で軍事研究を解禁したのではなく、かつての考え方、踏襲に変更はない』と、さすが秀才揃いの東大、なに言いたいのかさっぱりわかりません。
多分、30年くらい前ですかね。マイクロプロセッサが登場したあたりから、軍事用研究と一般の民間用各種研究の垣根が低くなってきたように思えます。
このインターネットだって、元は『核戦争時の情報系の維持』の研究が出発点。インターネットの基礎技術にあたる通信プロトコルTCP/IPは、オヤジが学生時代の頃に、TCP/IPは『戦略技術』であるとの論文が既にアメリカで出されています。
旧日本軍の秘密兵器『電磁砲』は、開発には失敗しましたが、戦後、電子レンジに生まれ変わり、『電磁砲』開発に関わった研究者たちが、戦後の家電メーカーで活躍したのは良く知られています。
ゴルフクラブくらいしか使い道がなかった炭素繊維は航空機の構造材に、電子レンジに使われている電磁波吸収素材はステルス機にはなくてはならないもので、ともに戦略物資となりました。
今や、軍事だ民間用だって分けて考えるのがそもそも間違い。ハイテクだけでなく、カップラーメンだって、ベトナム戦争時に米兵に好評だったのが、世界的に拡大した原因とも。
天下の東大とは言え、世界的に見れば、ベストテンには程遠い状況。
軍事研究と言わず、何でも挑戦しないと、世界の東大になるのは難しいでしょうね。