海底熱水鉱床は、海水がマグマなどに熱せられ、噴出する際に、金銀銅、鉛、亜鉛などが沈殿してできた地形。
日本周辺では『伊是名海穴』に続いて2例目、今回見つかった『野甫サイト』と名付けられた場所では、20個以上の円錐形の地形が確認され、大きなものは直径100m、高さ30mに達するとも。
すでに日本近海に大量のメタンハイドレートが埋蔵されていることは知られていますが、技術的・採算上の問題で、実用化の目処は全く立っていません。
今回の貴重な鉱物資源を含んだ『海底熱水鉱床』も、深海700mから1600mにあり、採算の取れる採取は不可能な状況。
『はやぶさ』で、ようやく宇宙開発先進国入りした日本ですが、そろそろ海底資源開発にも目を向けないといけないでしょう。
ちなみに、通常型潜水艦の最大潜行深度は極秘事項ですが、軍事専門家によると日本を含む主要国の通常型潜水艦で300m+程度、原子力潜水艦は500m+程度とか。
6千m超潜行できる、深海潜水艇は、これまたマル秘事項で正確にはわかりませんが、世界でも数隻から、多くて10隻未満と言われています。
オマケに深海潜水艇は、『はやぶさ』と同じようにサンプル・リターン出来る程度の性能しかなく、海底資源の商業開発には全くの役立たず。
そのような理由から、深海の巨大な圧力に耐えながら行動する深海開発が、宇宙開発より難しいと言われている所以です。