不時着の直接の原因は、『機長は、飛行中エンジンから異常音が聞こえ、壊れると判断し、竹やぶに着陸』したとしましたが……
運輸委員会が調査したところ、エンジンそのものに異常はなく、一定時間飛行できる状態であったことが明らかに。
報告書では『操縦席の計器でエンジンの状態を確認しないまま、壊れると思い込んだ』とし……
さらに、不時着地周辺には、水田など平らな場所が多く、機長が状態を正確に把握し、着陸先に竹やぶ以外を選べば、事故は避けられた可能性があると結論しました。
飛行中に、飛行機の姿勢を錯覚して認識できなくなる『空間識失調』は珍しくありませんが、エンジンが壊れると思い込んだ『恐怖症』による事故は珍しいのでは。
『空間識失調』に陥いりそうな場合は、計器を頼りに飛行するのが良いとされていますが、これはプロのパイロットでも難しいとか。
恐怖症からさらにパニックを起こしてエンジンの状態を確認せず、さらに平らな水田より竹やぶの方が衝撃を和らげることが出来ると思い込んでしまったのかも。
車輪の出し忘れとか、操縦ミスによる事故は珍しくないですが、エンジンが故障したと思い込んだ、『思い込み』事故は珍しいと思うのでメモしておきましょう。