しかし、昭和33年に、東京通信工業(昭和21年設立)からソニーに社名を変更、東京証券取引所に株式を上場して初の無配転落ですから、これまでが凄すぎたとも言えます。
無配になった直接の理由は、今年度の営業損益見通しが1400億円の黒字から400億円の赤字に、最終損益見通しも500億円の赤字から2300億円の赤字に拡大したため。
かつて、テープレコーダー、テレビ、ウォークマン、プレイステーションと次々とヒット商品を飛ばした同社ですが、意外にも主力のテレビ事業が10年連続の赤字が続き、ソニーの経営不振の一番の原因となりました。
かつて、トリニトロン・ブラウン管で、ブラウン管型のテレビを極めた同社ですが、あまりにトリニトロンに拘ったために、薄型液晶テレビで韓国などに遅れを取り、長期低迷の原因となりました。
スマホで攻勢を掛けたものの、これまた中韓に猛追され、今年度中にモバイル事業は約1000人を削減することに。
アップル並の大ヒット商品でも作れない限り、家電企業としてのソニーは、もう終わったかなってところです。
もっとも、バブルの頃から家電以外に投資していた事業が成功したため、看板の掛け替えでソニー・ブランドが残ることは確実。
人間同様、企業にも寿命があります。家電のソニーはこれだけ頑張ったのだから、本望でしょう…… ソニー宗家は消えても別家は立派に活躍しているのだから、諦めましょう。