ISS国際宇宙ステーションのミッションに関わった宇宙飛行士21人の『睡眠』を調査したところ、打ち上げ3ヶ月前の訓練期間から慢性的な睡眠不足になっていることがわかったとのこと。
スペースシャトル、ISSでの平均睡眠時間は6時間弱で、NASAのガイドライン1日8.5時間を大幅に下回っているとか。連続7時間以上の睡眠は、スペースシャトルで12%、ISSで24%に過ぎなかったとも。
地球に帰還後は、それぞれ42%、50%と改善されたことも判明。
さらに、宇宙飛行士の75%が宇宙で睡眠薬を使用していたことも明らかになり、米・ハーバード大医学大学院ブリガム・アンド・ウィメンズ病院のバーガー氏は、睡眠薬を服用すれば緊急事態を知らせる警報で眠りから覚めた時に、最良のパフォーマンスを発揮出来ない恐れもあると、警告しています。
ISSでは、現在は光や音を遮断する『睡眠ステーション』が設置されていますが、睡眠障害は続いており、無重力状態が睡眠を妨げているとも。
確か、宇宙開発の初期から、宇宙飛行士の睡眠については、短いサイクルにするとか、あれこれ実験されていましたが、未だに解決していなかったよう。
宇宙飛行士の『睡眠不足』を指摘した論文によれば、火星への有人飛行も検討されている中、活動時間のパターンを変えたり、特定の波長の光を計画的に浴びたりして、自然な眠気を催させるなど、宇宙でよく眠る方法を編み出すことは不可欠だと指摘しているとのこと。
『無重力の睡眠』って、最高に快適って感じなんですけど、宇宙飛行士には不快なよう。確かに寝返りをうてないのは気持ち悪い感じもしますねぇ。