原子炉を冷却するためのポンプ室は海抜15mまで防護壁で覆われ……
さらに、その外側を海抜8mの防波堤で2重に囲む城構え……
全電力喪失の備えて、移動式ポンプ車なども分散配備、原子炉本体も補強され、ハード面では一定の強化がなされたと言って良いでしょう。
しかし、福島第1原発事故は、そもそも応急復旧措置、所謂ダメージ・コントロールに失敗した人災で、設計想定を超えた地震・津波に対しても、原子炉本体がチェルノブイリのように致命的な損傷を受けたわけではありません。
専門家も『重大事故や想定外の事態で鍵握るのは人間の判断力や行動』とし、『毎日のトレーニングや危機意識をもって普段どう考えるか』だとして、今後は、原子炉を管理する人間のソフトパワーの強化の必要性について言及しています。
どうも、いつまで経っても、自然災害の想定についてばかり、問題にしていますが、有史以降、確かな記録が残る津波は発生後の調査で確認されたもので500m、レーダーで観測されたものでは150mあります。
日本の成り立ちでも、過去には火山の爆発で、九州が全滅したことが既に地層調査から確認されています。
このような、数万年に一度級まで考慮したら、原子炉はおろか自動車だって稼働禁止にすべきでしょう。
それよりは、原子炉で重大事故が発生した祭に、如何にして人間の知恵を駆使して対応するかが問題です。
ダメージ・コントロールは元々米海軍用語ですが、よくもこんなところまで考えたもんだと感心させらる例がいくらでもあります。
例えば、空母の飛行甲板が爆弾を抱えた発進直前の攻撃機で埋め尽くされたときに、日本軍の神風機の攻撃を受けて飛行機が炎上、数分以内に消火しないと爆弾が誘爆してしまう……って原発事故と似た想定がありました。
燃料を満載、爆弾を抱えた攻撃機数十機の火災を数分で消火する方法を、米軍は知恵を絞って、考えついたんですね。日本軍は最後まで考え付かなかったですが……
ちなみに、この方法はベトナム戦争でも使われ、空母が沈没の危機を回避しました。答えは、各自、お調べください、脳タリン反原発派じゃ無理だと思いますが(笑)