『海口』は、中国版イージス艦とも呼ばれる最新鋭艦ですが、イージス艦とはイージスシステムを搭載した戦闘艦なので、単なる最新鋭の防空艦が正確なところでしょう。
フェイズドアレイレーダーを装備し、形状はアーレイ・バーク級に似ていますが、中身は全く別物。
主な火器は、主砲100mm、30mmCIWSで、他の装備も西側の新鋭戦闘艦と大きな違いはありません。
西側と最も違うの対空ミサイルの発射方式。垂直発射方式VLSは西側と同じですが、西側がミサイル発射セル内で点火するホットランチなのに対し、蘭州級は、一旦、高圧ガスでミサイルを上方に発射、空中で点火するコールドランチ方式。
それぞれ一長一短があり、米・イージス艦も実戦で、フルオートマチックモードで連続発射したことがないので、なんとも言えません。
搭載しているミサイルは、ロシアのS-300をパクって改良したHQ-9で、性能的にもイージス艦搭載のSM2クラスと同程度とも言われています。
しかし、防空艦としての性能は、一般的にはイージス艦に劣るとされていますが正確なところは不明。
今回の演習では、当然、その性能が探られることになるでしょう。
他に、なぜか病院船が持ち込まれています。中国はリムパックの射撃と救助活動にエントリーしているから、多分、それに使うんでしょうね。
太平洋での権益を奪取したい中国と、守りたいアメリカのせめぎ合いは始まったばかり。
まずは、リムパックでの中国海軍のお手並み拝見と言ったところでしょうか。