免疫系を強化してがん細胞を殺す『免疫療法』は、以前からありましたが、これは免疫細胞『T細胞』を遺伝子操作して、白血病のがん細胞を『死ぬまで攻撃』するように再プログラミングして、患者に注入する方法。
言わば、T細胞をパワーアップ、ターミネーター化する技術です。いずれ、開発されると思っていましたが、随分早かったですね。
実験は急性リンパ性白血病を発症して、死期間近の患者16人対して行われ、14人が完全寛解したとのこと。
論文の主執筆者でスローン・ケタリング記念がんセンターのブレトジェンス氏によると、寛解状態が最も長く続いている事例は約2年で、経過も良好とのこと。
T細胞を遺伝子操作する方法は、キメラ抗原受容体発現T細胞療法と呼ばれ、ブレトジェンス氏によれば、特定のがん患者に非常に効果があるようだと述べています。
がん治療法にパライダイムシフトを起こすかも知れないとされる一方、生きた細胞から作られる治療薬であることから、リビングドラッグとも呼ばれる『新薬』が暴走する危険性も。
まあ、これまた実戦投入されるまでには、かなり時間が掛かるでしょうから、それまでに危険性が除去されることを祈ります。