事故原因は『車輪の歪み』でした。事故報告書によると4両目の車輪の一つに歪みがあり、レールとの接触面が最大4.5ミリ凹んでいたとのこと。
これにより台車に繰り返し、強い振動が発生、ナットなどが外れ部品落下、レールなどに衝突し、脱線が起きた可能性が高いとしています。
さらに落下した部品が6両目の燃料タンクに当たり、穴を開け、漏れた軽油に引火して火災が発生したとのこと。
脱線事故になったことを運転士、車掌、輸送司令が脱線・火災に気づかず、列車をトンネル外に動かそうとして、乗客の避難に時間が掛かったことも判明。
車輪の歪みは事故以前からで、歪みの使用限度が超えていることが見過ごされていたこともわかりました。
これまた意外な事故原因ですが、これだけ事故原因が重なれば、事故は発生して当然と言えます。
部品落下で燃料タンクに穴が開き、火災が発生したのは、コンコルドの墜落事故を思い出します。
まったく重大事故ほど、悪い方向に偶然がつながるものです。