金峰山の山道を下ると、草枕温泉にでました。
ここが『草枕』の舞台だったんですね。『草枕』は若いころ読んだので、細かいところは忘れてしまいましたが、冒頭に急な山道の描写があったことは覚えています。
自動車で曲がりくねった山道を下りながら、大先生もさぞ御苦労したのだろうと思いましたよ。
しかし、草枕温泉にあったところで、意外な人物を発見です。
『草枕温泉』は名脇役の笠智衆の故郷でもあったのですね。
笠智衆は、かつて鎌倉の大船にあった松竹撮影所に通っていたそうですから、これまた私には意外な『ご縁』でありましたよ。
笠智衆のパネルの横には、夏目漱石のパネルもありました。
今はすっかり設備の整った温泉施設がありますが、当時は本当に山の中の温泉だったでしょう。
きっと漱石文学のなかでも、格調高い文体が生まれたのも、そんな環境があったからこそでしょう。
熊本には、まだまだ漱石の足跡があるようです。そのうち、機会があれば熊本での漱石の足跡を紹介して行きたいと思います。
最後に日曜日に、お忙しいところ私のリクエストで長いことお付き合いしていただいたm-urata氏 に御礼申し上げます。