試合中の落雷で障害、高校などに3億円賠償命令…高松高裁
裁判の争点は、落雷が予見できたかであり、これについて裁判官が判断しようとしたのが、裁判が長引いた原因だろう。
結論から言えば、落雷は予見できる。
それは、雷鳴、雷光が見えた時点で、いつでも『落雷』の危険があるのは、専門家の間では随分前から『常識』だ。
一般的に雷光から雷鳴までの時間(秒)×336m(音速)で、雷が発生した大凡の距離はわかるが、専門家に言わせれば、雷鳴が聞こえれば、いつ自分の側に落雷してもおかしくない状況なのだそうだ。
実際、上の事故でもそうなった。
ここら辺、明らかに試合を主催した学校側の落ち度であろう。
そこで雷からのサバイバルであるが、上の画像のような丈夫な建造物がある場所なら、建物の内部に避難するのが、一番だ。建物の中でも、窓側は落雷の危険があるので近づかないが、第一である。
避難する時間がない場合は、身につけている金属製のものを捨てて、できれば絶縁物(ビニールシートなど)の上に身をかがめる。
元SAS隊員の書いたサバイバル書では、落雷が近づくと皮膚がヒリヒリしたり、髪が逆立つような感覚になることがあるという。このような場合は、直ちに四つんばいになって、地面に伏せるとある。
こうすれば、落雷にあっても腕から地面の最短ルートで電気が流れるので、心肺停止になる危険性を最小限にできるとある。(それでも手足の大やけどは覚悟しないといけない)
上の事故も、競技指導者にこの程度のサバイバル知識があれば、避けられたことは確かだろう。
これは『スポーツバカ先生』の害ですか。
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