現在、おそらく世界で唯一、巡洋戦艦に分類されるロシアの『ピョートル大帝』です。
旧ソ連時代、機動部隊を持たなかったソ連が米機動部隊に対抗するために建造された、大型戦闘艦で、排水量は2万5千トン超と言われているから、現在でも空母を除けば、世界最大の戦闘艦です。
5番艦まで建造が予定されていましたが、旧ソ連崩壊とその後のロシアの経済危機で、完成したのは4番艦まで。もっとも、『現役』は、この『ピョートル大帝』だけと言われています。
主動力は、原子力ですが重油ボイラーも装備して、原子炉停止時にも戦闘可能です。この重油ボイラーの装備はバックアップにしては、大きすぎることから、原子力機関の信頼性に疑問もあるようです。
巨艦だけに、核弾頭装備可能な対空、対艦、対潜ミサイルは、てんこ盛り状態、加えて各種艦砲に近接防御用の機関砲も、これでもかの重装備。
さらに、現代戦闘艦で、重要部分に分厚い装甲板を装備しているのも、『ピョートル大帝』だけです。
その『ピョートル大帝』が、久々に出撃、ベネズエラ海軍とカリブ海で合同軍事演習を行うとのこと。
明らかに、黒海にNATO、米海軍の艦艇を集結させた『西側』に対する『威圧』行動でしょう。
現代海戦で、大型戦闘艦が役に立つのかはともかく、『ショーイングザフラッグ』の迫力は確かにありますね。