しかし……
自主退職に応じた教員はいなかったそうだ。
まことに情けない。九州出身の『葉隠』で有名な山本常朝は、『大事は軽く』と書いている。
『大事』と言うものは常日頃から考えておくべきことだから、いざそのときとなったら即断・即決できるようにしておかなければならないと言う意味だ。
この期に及んで、未だ出処進退を決められないような先生では、確かに『教職失格』である。
『最期は美しく』が日本の美学だったはず。
これは学問にも当てはまる。どの学問も完成されるほど『美しく』なるもの。
美学のない先生に教えられる生徒は実に不幸だ。