熱戦続く、ロシアVSグルジア戦から | パイプと煙と愚痴と

パイプと煙と愚痴と

単なるオヤジの愚痴です。

すでに死者1400人に達したとも言われる、ロシアVSグルジア戦から、ちょこっとミリタリー豆知識です。

08080906

画像が小さくて見にくいですが、戦車に小さな箱みたいなのが、びっしり、くっついているでしょう。

実はこれも戦車の装甲の一種なのですが、正体はなんと爆弾で、現在ではリアクティブアーマー(爆発反応装甲)と呼ばれるものです。

第二次大戦で実用化された、所謂、バズーカ砲(対戦車ロケット弾)は、戦後、急速に進歩し、どんな強力な戦車でも、歩兵が担ぐ対戦車ロケット弾で、破壊することが可能になりました。

もちろん、戦車も各種装甲板を開発しましたが、装甲を厚くすれば、当然の事ながら車体重量が重くて、使い物にならなくなります。

そこで、考え出されたのが、爆発反応装甲です。

対戦車ロケット弾に装備される成形炸薬弾は、戦車に衝突すると一方向に集中して、高温高圧なジェットガスを噴出し、これで戦車の装甲板を貫き、戦車内部を破壊します。

言わばガス溶断機の強力なヤツと思えば良いわけです。
それなら、高温高圧なジェットガス吹き消すか、方向を変えれば良いじゃないかと、単純明快な結論から生まれたのが、爆発反応装甲です。

つまり、ロケット弾が戦車に命中と同時に戦車に取り付けられた、小型の火薬も同時に爆発して、高温高圧のガスジェットの方向を変えて、威力を半減、あるいは無効にしてしまうわけです。

確か、散々、携帯対戦車ロケット弾にひどい目にあっていたイスラエルの戦車あたりから始まり、現代では世界の主な戦車には装備可能になっているようです。

もっとも、爆発反応装甲には、一回しか使えない(爆薬だから当然)、高速運動兵器(戦車砲)には、効果がないという欠点もあります。

つまり戦車対戦車の決戦には、効果がない装甲とも言えます。

上の画像で、戦車に爆発反応装甲を装備しているということは、敵側が対戦車ロケット弾(ミサイル)で応戦してくることを想定していることを意味しています。

ちょこっとミリタリー知識があると、ニュース画像もなかなか興味深くなったりしますよ。