氷河の溶解のスピードは、想定外の早さであるらしい。
70年前にあった氷河がすっかりなくなったところもあるという。
また、現在も年々消えていく氷河もある。
これは人類にとって、『大変』な問題なのである。
それに対して、司会者は『アルプスの観光業者の生活を心配』していた。
確かに、アルプスの山中で、氷河は山とともに大事な観光資源であるし、氷河がなくなれば、観光でメシを食っている人たちが『失業』するのも当然だろう。
しかし、問題の本質は、そこじゃないだろう!
NHKもマスコミの例に漏れず、東大卒が山ほどいるはずなのに、その程度の『想像力』しかないのか。
アルプスの氷河が完全に消滅するのは、一説には50年後と言う。
それ以前に、人口は100億に達し、食料生産能力は限界を迎えるそのときに、ヨーロッパの主要水源地であるアルプスの氷河が枯渇すればどうなるか?
単なる『観光問題』程度で済まないことは簡単に想像できるだろう。
もっとも、人口100億限界説と言うのは、世界中の人間が肉食をやめて、穀物と魚介類を主食とした場合の計算結果だ。
しかし、アメリカ人は、ハンバーガーも大型自動車も手放す気は今のところない。
日本も折角、省エネ技術をたくさん持っていても、税制と補助金でバックアップする体制になってないから、全然、最先端の省エネ技術が生かされていない。
アルプスの氷河消滅の問題は、人類存亡の危機に直結する問題であるが、『直感とインスピレーション』のない人間には、いくら説いて聞かせても意味がない。
精々、ブログで暇人オヤジが吠える位のものだ。
ちなみに『直感とインスピレーション』は、小説『日本沈没』の田所博士の名文句です。