ロサンゼルス級フライト1で、1982年就役であるから、艦齢26年になるポンコツ原潜である。
しかし、知らずに『ヒューストン』を見たことがある人は多いはずだ。なぜなら、映画『レッドオクトーバーを追え』で、米原潜『ダラス』の代役を務めたのが『ヒューストン』なのだそうだ。
しかし、Wikipediaによると、事故の多い潜水艦でもあるらしい。一度は危うく沈没の危機もあったらしい。原潜が戦闘以外で沈没の危機に陥ったことが公表されているのも珍しい。
さらにS6G原子炉も、もともとこのサイズの潜水艦には大きすぎるので、あれこれ設計には難があるようだ。
S6G原子炉には、低出力のときは、冷却水を自然循環のみにする『裏技』もあるようだが、それだけ冷却系の配管が複雑になっているのも想像がつく。
ちなみに核燃料はウラン235で、純度90%と極めて高い。(原子力発電所で使われる燃料棒は純度数パーセントに過ぎない)
これは、純度を高めておけば、それだけ燃料交換の手間が省けるし、いつでも高出力を得られるメリットもあるが、それだけ制御が難しいのは言うまでもない。(核爆弾用には純度98%が必要とされるので、核爆発することはないと米軍は説明しているが……)
原潜関連のネタ本としては、これまた『トム・クランシーの原潜解剖』が詳細で面白いが、残念ながら絶版のようだ。
またまた、役立たずの雑学のタネを増やしてしまったが、何事も調べてみると面白いものだ。
