女は灰になるまで、男は枯れる……たまたま資料用に仕入れた本の一番最後に、永井荷風の全集にも収録されていないという、永井荷風『幻のエロ小説』が、解説つきで掲載されていた。 さっそく急に読む気がわいてきて、勢い込んで読み始めたものの、数ページで止めました。 枯れちゃってるんですよね。 それこそが、老練な作家の味わいと言われれば、それまでですが、やはり『エロ小説』には『潤い』と『生々しさ』がほしい。 解説によれば、筆者の推測として晩年まで、続編を練っていたように思うとあるが、オヤジもそう思う。 しかし、もはや書けなかったんじゃないだろうかと、オヤジは思う。 男は『枯れる』ものだからだ……