日本が世界に先駆けて、メタンハイドレートの連続採掘に成功したそうだ。
日本周辺の海底には大量のメタンハイドレートが埋蔵されていることは知られていたが、深海底にあることもあり、今まで採掘方法が確立されていなかったのだ。
実験成功には、拍手であるが、手放しで喜べないところもある。
メタンハイドレートの温室効果は、CO2の20倍とも言われる。
もちろん、燃料として使用する分には問題はないが、採掘により気化して漏出する分や、海底地形に与える影響なども指摘されている。
すでにシベリアなどの永久凍土中にあるメタンハイドレートが溶け出して、メタンガスの放出が始まっているとの報告もある。
温室効果の研究は、主にCO2に関するもので、メタンガスの影響は考慮されていない。
しかし、2億5千万年前の生物大量絶滅は火山活動により、海底中のメタンハイドレートが気化し、温室効果を加速させたことは、ほぼ定説になっているようだ。
海底中のメタンハイドレートは、水温が数度上昇しただけで、気化が始まると言われている。
現在の研究では、約100年後にはその可能性が高くなると言われている。
メタンハイドレートが一度、気化を始め、温室効果を加速させた場合は、もはや人類に止める手段はない。
扱いの難しいエネルギー源であると思う。