M7.3首都直下型地震が発生時には、1250万人が徒歩で帰宅するとの想定が出た。
これはまったくナンセンスな数字だ。
なぜなら、直下型地震発生と同時に、道路は寸断、大規模な火災が発生、さらに倒壊家屋・ビルからの各種落下物により、とても歩いていける状況ではないからだ。
また、こんなシミュレーションも同時に発表された。
徒歩帰宅者が、幹線道路に集中し、満員電車なみの状況の道路が多数出現するとのことだ。
これは大変危険なことである。もし、火災が徒歩で避難している人たちを襲ったとしたら、道路上にいる人たちに、もはや逃げ場はない。
テレビでは『時間差』帰宅を検討するとか言っていたが、情報網も寸断された状況では、如何ともし難いだろう。
オヤジなら、取り敢えず様子見するつもりだ。
オヤジの場合、仕事場になるのは客先の高層ビルか工場だから、取り敢えず、食料・水の心配はないし、余程、運が悪くなければ倒壊の心配もないだろう。
少なくとも一晩は、『籠城』して様子を見てから脱出を考える。火災が迫っても、都心なら地下街に逃げ込むのは簡単なはずだ。間違っても、多数の人がひしめく広場は避けるべきだ。関東大地震でも東京大空襲でも、多くの人が『火災旋風』により死んでいるのだ。
脱出先は、自宅の方向ばかりではない。各種救援物資が豊富で、且つ、安全に避難できるなら、自宅と逆方向だとしてもそのルートを選ぶこと。
まずはサバイバルである。
自宅へ帰るのは、十分に安全が確保されてからでも、遅すぎることはない。
『家族』がある人なら、なおさらよく考えて、安易な徒歩脱出は避けるべきだ。