日本では、まずあり得ないと言われていた、大停電の可能性が今夏は発生する可能性が極めて高い。
予想通り柏崎刈羽原発の被害は甚大なようだ。
今年中の復旧も危ないのではないか。
そうなると、東電が夏場のピーク時の電力をまかなえるか、大いに疑問だ。
他の原発、火力発電所が完全に稼働していたとしても、余剰電力は数パーセント台になる。
今回の原発事故を受けて、臨時の原発検査が行われたり、あるいは事故により、原発、火力発電所、一カ所でもダウンすれば、もう限界を超える。
他の電力会社との連携もうまくいく保証はない。
仮に一時的な停電だとしても、影響は甚大だ。
例えば大型コンピュータは自家発電が使えるとしても、パソコンクラスで無停電装置を装備しているところは非常に少ないだろう。
装備されていても、パソコンクラスの無停電装置は精々、数分から10分程度が限界だ。
数時間にわたる関東全域大停電になると、復旧には半日以上かかるのを覚悟した方がいい。
では、万一、大停電に巻き込まれた場合のサバイバル方法としては何があるかと、例よって、コレクションのサバイバル本を漁ってみたが、見事に何もない。
それもそのはずで、サバイバル本は野外や災害時からの脱出法を書いたもので、『停電』までは考えているわけがない。
大停電が発生する可能性があるのは、梅雨明けの急激に温度が上昇し、一斉にクーラーがフルパワーになる午後2時以降と思われる。
もし、このとき大停電に見舞われたとしたら……
働いている人は、ほとんどオフィス、工場、あるいは外回りしている時間だろう。
主婦や休みの人なら家にいる時間だ。
はっきり言って、大停電からの『サバイバル方法』はありません。
あるとすれば、『動くな』くらいですか。
パニックが一番が怖い。
恐らく、携帯も基地局の電力が落ちれば、使用不能になってしまう。
電力が回復するまで、そこに止まるのが最善と思われる。
もちろん、工場等で危険物を扱っている場合は、可能であれば最小限の処置をしてから、安全な場所に避難するのは言うまでもない。
電車、エレベータに乗っていた場合が最悪だろう。
停電回復まで、そこにいるのがベストだが、夏の盛りである。かなり厳しい状況になると思う。
脱出するかしないかは、自己責任で行動するしかないだろう。
自動車に乗っていた場合も、信号が停止するから、都内の混雑する道路は大渋滞になり、身動きできなくなるが、ガソリンが切れるまでは、クーラーが効くだけ良しとするしかないだろう。
駅周辺等、人が集まりそうなところには『近づくな』も鉄則だろう。電車が動き出しても、数時間以上は大混雑になるだろうから、すぐに近づいてはいけない。
家にいた場合は、暴動に備えて、戸締まりを厳重にすること。
残念ながら、これくらいしか『大停電からのサバイバル方法』のアドバイスはない。
役に立つ機材としては、懐中電灯、ラジオ、水(ミネラルウォーター)くらいか。
これくらいなら、通勤の人でも荷物にならないだろう。
特にラジオは災害時は強い味方になってくれる。最近は携帯などに付属していたりするから、正しい情報を入手するには是非とも必要だ。
運悪く夕刻に大停電になった場合は、じたばたせず翌朝まで待つしかない。
都市ほど、夜間にパニック、暴動が発生する可能性が高いからだ。
確率としては、今夏は大地震よりも高いと思う。
後は例によって、各自の判断次第である。
懐中電灯の定番で、レンズ部分を外すと蝋燭代わりにもなる。
また、万一のときは武器としても使用できることも覚えておいた方が良い。
家庭用には、ラジオが付いた災害用が良いだろう。
災害用を選ぶときは、発電機の付いたものを選べば電池切れの心配もなくてよい。

