こんな記事を見つけた。
久間防衛相:弾道ミサイル攻撃は「99%排除できる」
防衛大臣のお言葉にしては、余りにお粗末すぎる。
海上発射型SM3+地上配備パトリオットPAC3の二段構えで、確かに一発の中距離弾道ミサイルの撃墜率は、かなり高くなるのは確かであるが、如何せん実戦経験がない。
その上、所謂、飽和攻撃(防御能力以上の集中発射)、デコイ(偽弾頭を多数発射する)を使用された場合は、現在のシステムでは、お手上げ状態だ。
そればかりではない。年々航続距離が伸びている巡航ミサイルからの完璧な防御能力は、自衛隊には一切ない。
たまたま、イージス艦かAWACSが巡航ミサイルを察知すれば、艦対空ミサイル、戦闘機による撃墜は可能であるが、これとても多数同時攻撃が実行されれば非常に難しい。
正規軍であれば、監視対象になるが、北朝鮮みたいなゴロツキ軍隊では何をやるかわからない。
大きめの漁船なら、旧式のシルクワーム巡航ミサイルを搭載するのは簡単なことだ。
あるいは、演習と見せかけて、突如、ミサイルの方向を日本に向けることだってできる。
こんなことは、恐らく現場の自衛官なら、誰でも知っていることだろう。
そんなことは、万に一つだろうって思うのは非常に危険だ。実際、万に一つなら、飛行機が墜落して死亡する確率よりもはるかに高い。
防衛大臣ほど、常に危機感をもって、常在戦場の緊張感を忘れないでほしい。そうでなければ、文民統制の意味がない。