『戦艦陸奥』悲劇の爆沈の謎 | パイプと煙と愚痴と

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テレビ朝日で、なぜか今時、帝国海軍の戦艦『陸奥』の水中撮影をしていた。

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『陸奥』は『大和』級登場以前の最高最強と謳われた大戦艦であるが、謎の爆発により自沈した、悲劇の戦艦としても有名である。

爆沈に関しては、諸説あるが番組ではなぜか取り上げていなかったので補足しておこう。
一番有力なのが、三式弾(対空弾)の取り扱いミス、あるいは人為的な事故である。

砲塔内に弾頭があれば、おそらく自沈まではしなかっただろう。これは戦後になって、米戦艦(『陸奥』と主砲は同級)が砲塔内で自爆事故を起こしたが、被害は砲塔内だけに止まった。同等のフェイルセーフ機能を有していたはずであるし、停泊中であるから、これは考えにくい。

弾薬庫付近で爆発となると、精巧な三式弾の時限信管に何らか欠陥があったか、メンテナンス中に作業ミス、あるいは何らかの意図的な破壊工作が行われたと考えられるのが自然だ。

これに関しては、『陸奥』であったか記憶に定かではないが精神的に問題を起こした下士官が、下船させられたという非公式な記録もあるようだ。

ここら辺は、もはや永遠の『謎』になるしかないだろう。

ちなみに『陸奥』の姉妹艦である『長門』は終戦時まで生き残るが、戦後、米軍に接収、水爆実験の標的艦となる。しかし、他の米海軍の退役艦艇が核爆発と同時に沈没したのに対し、『陸奥』は水爆の威力にも耐え、実験数日後、一人の目撃者もなく沈没したことが知られている。

一部には、某国がひそかに持ち去ったのではという説もあり、これまた『謎』になっている。

姉妹艦ともに、『謎』の多い大戦艦であった。
それはともかく、非業の死を遂げた乗組員に、まずは『合掌』するしかない。