映画版『猿の惑星』を鑑賞する前に。 | パイプと煙と愚痴と

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単なるオヤジの愚痴です。

今夜のテレビ朝日で放映予定の『猿の惑星』(現題の『PLANET OF THE APES』が先に付いてますけど)を観る予定の皆さんへ、余計なお世話の予備知識です。

原作者ピエール・ブールは、第二次大戦中、日本軍の捕虜となってひどい目に遭った人です。
歴史的見地から、我が現日本人も、遺憾の意を表明する次第です。

それはともかく、ピエール・ブール氏はその時の経験から、『戦場にかける橋』、『猿の惑星』を発表、特に、『猿の惑星』はSF文学史に刻まれる名作となりました。

うがったと言うより、作者の視点からすると、『猿の惑星』が単なるシニカルな題材でないことは確かでしょう。
つまり、『猿の惑星』に登場する『猿』『猿』でも、イエロー・モンキー、つまり『大日本人』の象徴とも捉えることができますね。

しかし、なぜか原作では『雌猿』に対しては、かなり好意的な視点が感じられます。
『猿』でも、『ゲイシャガール』には、同氏はかなり愛着があったみたいです。
そんな裏事情も考慮に入れて、ご鑑賞下さい。

なぜか、この点に関しては、映画評論家諸氏は誰も言及していないのが不思議です。
もちろん、『オヤジ猿』も、名作SFの映画化であることは評価しておりますよ。



ピエール ブール, Pierre Boulle, 高橋 啓
猿の惑星